2009年9月3日、新華社通信（電子版）によると、香港英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストは2日、「厳しい就職狀況が中國(guó)人民解放軍に豊富な人材をもたらす」と題した記事を掲載し、中國(guó)人民解放軍が今年、大卒者および大學(xué)在校生約12萬(wàn)人を迎え入れると報(bào)じた。

【その他の寫(xiě)真】

記事によると、軍人約230萬(wàn)人を擁する中國(guó)人民解放軍は、これまで若くて優(yōu)秀な人材の確保に苦労してきた。しかし、金融危機(jī)などによる世界的な経済不況によって、今年は中國(guó)でも就職活動(dòng)が例年以上に厳しくなっており、仕事を見(jiàn)つけられない大學(xué)生が軍を安定した就職先と見(jiàn)なし、続々と入隊(duì)志願(yuàn)してきているという。

また、中國(guó)人民解放軍と中央政府は優(yōu)秀な大學(xué)生を確保するため、入隊(duì)者に対し大學(xué)の1年の學(xué)費(fèi)に相當(dāng)する6000元（約8萬(wàn)1000円）の返還や、入隊(duì)後の早期昇進(jìn)を約束するなど、大學(xué)生への優(yōu)遇政策を採(cǎi)用している。その結(jié)果、入隊(duì)希望者が増え、今年は大學(xué)生約12萬(wàn)人が入隊(duì)予定となっている。

こうした?jī)?yōu)遇措置について、北京工業(yè)大學(xué)就職指導(dǎo)センターの責(zé)任者は「厳しい就職狀況に直面している大學(xué)生にとって非常に魅力がある」と認(rèn)めつつも、中國(guó)人民解放軍の人材募集システムの不備を次のように指摘する?！脯F(xiàn)在の募集システムでは、大學(xué)生は7月に卒業(yè)するにもかかわらず、中國(guó)人民解放軍への入隊(duì)の正式な合否は12月になって初めて分かる。今年の入隊(duì)予定者12萬(wàn)人は個(gè)別に合格を確認(rèn)しているであろうが、學(xué)生にとっては不確定要素が大きく、合否が確定するまでに気が変わる可能性もある。また、合否の発表までに他の職が見(jiàn)つかればそちらへ進(jìn)むことも考えられる」と話し、優(yōu)秀な人材確保のためには募集システムの改善が必要との考えを示している。（翻訳?編集/HA）