2009年9月3日、広東省広州市に移り住んで10數(shù)年になる出稼ぎ労働者の夫婦が、働きづめでコツコツと貯めた“タンス貯金”をシロアリに食い荒らされるという悲劇に見舞われた。南方都市報(bào)の報(bào)道。

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湖南省から10數(shù)年前、夫ともに広州市へやってきた陳(チェン)さん。生活に明るい兆しが見え始めたのは2年前のことだ。夫婦は獨(dú)立して魚の養(yǎng)殖業(yè)をはじめ、その商売は順風(fēng)満帆に成長(zhǎng)を続けてきた。もちろん、利益を出すためには四六時(shí)中、魚に気を配らなければならない。夫婦は養(yǎng)殖池のほとりにプラスチック板を用いて粗末な住宅をつくり、そこに住んでいた。

次第に現(xiàn)金収入が増え、貯蓄をはじめた夫婦。しかしお金を銀行に預(yù)けることはせず、自宅で“タンス貯金”を行っていた。これには魚の餌を購(gòu)入するための大事な資金も含まれている。陳さんはそのうち2萬元(約27萬円)をナイロンの袋にいれ、ベッドの下に保管しておいた。しかし先月31日、陳さんが袋を取り出したところ、2萬元分の紙幣は無殘にもすべてボロボロに。傍らには憎らしいシロアリがモゾモゾとうごめいていたのである?？嘈膜筏瀑Aめたお金はすべて紙くずと化してしまった。

陳さんは銀行を利用しなかった理由について、「銀行が遠(yuǎn)いんです。それに、わたしたちの商売は常に現(xiàn)金の準(zhǔn)備が必要なので、いちいち銀行にまで引き出しに行っていられない。これまで10萬元(約136萬円)以下の現(xiàn)金は家に置きっぱなしにしていました」と語る。

しかし銀行によると、こうしてちぎれてしまった紙幣は新しい紙幣に交換することが可能なのだという。ただし、そのためには職場(chǎng)か地元の住民委員會(huì)による証明書と、破損した紙幣の記番號(hào)と、破損した紙幣をすべてはりあわせて復(fù)元する作業(yè)が必要という。なかなかの難関のようだ。(翻訳?編集/愛玉)