2009年9月3日、中國紙?北京科技報(bào)は「おから工事」と呼ばれる手抜き工事の真相に迫った。中國ではなぜ、これほど多くの建築物がバタバタと崩れ落ちてしまうのか？

【その他の寫真】

上海では6月、建設(shè)中の13階建てマンションが突如崩壊し、作業(yè)員1人が死亡する事故が発生。7月には四川省成都市で、30センチほど離れて建てられていた2棟のマンションが大雨の後に傾き、上部が「合體」する事態(tài)に。これ以外にも、河北省石家荘市晉州市では建設(shè)中のテレビ塔が高さ50メートルの地點(diǎn)で真っ二つに折れる事故も起きている。原因はいずれも「おから工事」によるものだった。

中國各地で頻発する建築物の崩壊事故。中國の建築基準(zhǔn)は一體どうなっているのだろうか？清華大學(xué)土木工程學(xué)部の陳肇元（チェン?ジャオユエン）教授はまず、「コンクリートの強(qiáng)度」の問題を指摘した。本來であれば施行前に強(qiáng)度試験を行うべきだが、ほとんどの現(xiàn)場で省略されている。中國の建築業(yè)界では「測量、設(shè)計(jì)、施工」を同時(shí)に行う「ながら工事」が問題視されているが、今でもほとんどの現(xiàn)場がこの「ながら工事」だ。これに加え、実際に工事を行う作業(yè)員の「質(zhì)の問題」も大きい。コンクリートの混合比すら分かっていない作業(yè)員も存在するという。

陳教授によれば、「おから工事」のもう1つの原因は「建築基準(zhǔn)の甘さ」。中國の現(xiàn)在の基準(zhǔn)は第2次大戦後、舊ソ連のやり方を踏襲したもの。當(dāng)時(shí)は戦後の復(fù)興が急がれた時(shí)代で、最低レベルの安全性が確保できれば良かった。それから50年、ずっと同じ基準(zhǔn)がまかり通って來た。陳教授は「今の時(shí)代に全く合っていない」と基準(zhǔn)の厳格化を求めている。（翻訳?編集/NN）