2009年9月5日、黒竜江省で今年8月末に「黒竜江省未成年者保護條例」が改訂されたが、未成年者（中國では18歳未満）の「早すぎる戀愛」に対し「父母や監(jiān)督責(zé)任者は批判、教育、制止、矯正を行わなければならない」と定めた中國初の條例誕生に、中國國內(nèi)ではさまざまな波紋が広がっている。教育専門サイト「中國教育在線」が伝えた。

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「早すぎる戀愛（中國語で『早戀』）」は子供たちの學(xué)業(yè)成績の低下だけでなく生活の亂れや家出、同棲などの非行につながると考える有識者は多い。この條例を制定した黒竜江省人民代表大會常務(wù)委員の1人は「法的に『早すぎる戀愛』を禁止するだけでなく、子供たちに対する保護者や監(jiān)督責(zé)任者の責(zé)任の大きさを強調(diào)するものだ」と説明している。

教育現(xiàn)場でも「早すぎる戀愛」に対しては否定的な立場をとっており、南京市のある高校では全校の女子生徒を集めて「男子との距離を44cm以上に保つよう」指導(dǎo)したという。男女が適切な距離で接することで「早すぎる戀愛」を予防することができるとの學(xué)校側(cè)の主張は多くの保護者の賛同を得ている。また、小學(xué)校の教科書から昔話の「牛郎織女（牽牛と織女）」が削除されたことや、男女別クラス編成の中學(xué)や高校が増えたことなども「早すぎる戀愛」予防策の一環(huán)とみられている。だが現(xiàn)場の教師たちは「実際に問題なのは戀愛よりも不純異性交遊」と指摘。法律や規(guī)則で禁止するよりも性教育やカウンセリングなどで生徒たちを指導(dǎo)することが大切としている。（翻訳?編集/本郷）