2009年9月、「昨年は月2?3回のペースで上海を往復(fù)したが、景気はとても上向きで、上海経済はそう簡単には倒れないと感じました」と語るアサツーディ?ケイ（ADK）國際博覧會室の原田幸之介（はらだ?こうのすけ）室長代理。

【その他の寫真】

愛知萬博では、主催者である博覧會協(xié)會に出向して「博覧會漬け」の日々であった。引き続き今度は、上海萬博における日本館運営事務(wù)局の責(zé)任者を擔(dān)當(dāng)する。今年は、出張ペースが昨年ほどではないが日本國內(nèi)で一般來館者からVIPまですべてのお客様を?qū)澫螭趣筏迫腽^から退出の安全を確保し、「來館者という“血液”の循環(huán)をスムーズに行わせるための計畫と準備」という地味ながら重要な作業(yè)に追われている。

その一つが日本館の案內(nèi)を行う男女アテンダントの選考だ。館の運営を支える最重要の人材たちだけに、書類選考を通過した候補者に対し自らも面接を行うなど立ち?xí)盲皮い搿?/p>

1970年、日本で初の國際博覧會となった大阪萬博の時は、大阪に住んでいたので二二?ロッソ，アンディ?ウイリアムスといった大物外タレが大挙來日公演する華やかな雰囲気を間近に感じた。原田氏はそれだけに、大ヒットコミック「20世紀少年」の中の少年たちが初めて実際に観る萬博からトラウマを抱えるまでになったことがよく理解できるという。

中國が強く意識するライバルは、その大阪萬博だという。直近で開催された愛知萬博は21世紀型博覧會として參考にしているものの、入場予想者などからみて「実は”規(guī)模感”では大阪萬博だ」と指摘する。

　一方、原田さん自身、同じ中華圏である臺灣の現(xiàn)地法人で10年以上も勤務(wù)し中國語もマスターした。第2の故郷とも言える臺灣からは少なくとも3館が出展する見込みだが、「ベールに包まれていた臺灣の存在がありのままに上海の人々の目に觸れ、お互いに知り合うことができる。中臺雙方にとって大きなチャンスだ」とも期待する。

中國は國際社會の一員として上海萬博でのお披露目に大きな期待をかけている。単に愛知萬博の次の擔(dān)當(dāng)博覧會という流れではなく、これだけ縁のある人が擔(dān)當(dāng)に就任したのは「偶然ではなく必然」か。大阪萬博に対する感覚もどこかで生きてくるだろう。1961年生まれ47歳。（インタビュー/三木）