北朝鮮の核実験後、中國で最も荒稼ぎするホテル―遼寧省丹東市

Record China    2006年11月2日(木) 10時25分

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新聞記者の譚さんが取材で丹東市を訪れた時、ホテルの普通の部屋と北朝鮮側の部屋とで、料金に3倍以上の差があることが分かった。

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2006年11月1日、北京市のある新聞社に所屬する記者?譚(ダン)さんが、中國と北朝鮮國境の都市、遼寧(りょうねい)省丹東(たんとう)市を取材に訪れた。

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譚さんの新聞社には、記者が取材期間內に利用するホテルの宿泊料は、1泊あたり500元(約8000円)以下という制限がある。この金額だと丹東のような中國の地方都市では、かなりいいホテルに泊まることができる。今回、彼はいつものように市內の中聯(lián)(ジョンリエン)大酒店にチェックインした。

彼は事前にインターネットを通じ、このホテルの398元のシングルを予約していた。ところが案內された部屋は北朝鮮側に面していなかった。今回譚さんがこのホテルを予約した理由はただ一つ、部屋から北朝鮮と中國の稅関が見えるからだ。これでは全く意味がない。

譚さんは部屋を交換してくれるよう、ホテルと交渉を開始した。しかし北朝鮮向きの部屋は全部予約済みだという。幸い明日は一つ空きがあるというので、それを予約しようとした譚さんは、その値段を聞いて驚いてしまった。何と398元のシングルと同じ部屋の料金が、北朝鮮が見える側だと1280元(約1萬9200円)もする。これは北京市でも一流のホテルに泊まれる額だ。

ホテル側の話によると、北朝鮮が核実験の実施を宣言して以來、たくさんの外國人記者が丹東市にやって來て、誰も彼もが北朝鮮向きの部屋に泊まりたがった。予約があまりにも殺到したため、ホテルは値上げを実行したとのこと。

譚さんは結局北朝鮮側の部屋をあきらめ、川と反対の部屋に泊まることにしたが、不満は消せない。6か國協(xié)議が間もなく北京で開催されるため、このホテルが儲けられる日も長くないと譚さんはふんでいる。

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