2009年9月7日、カナダ紙グローブ?アンド?メールは記事「中國の品質(zhì)管理はなお向上の必要あり」を掲載した。9日、環(huán)球時報が伝えた。

【その他の寫真】

先ごろトヨタ自動車は中國で70萬臺近いリコールを発表した。原因は窓の開閉裝置の不具合だった。金融危機(jī)の直撃を受け経営に苦しむトヨタが“ささいな問題”でリコールしたことに中國製造業(yè)関係者は大きな衝撃を受けたという。攜帯電話用電池が爆発し、子供用玩具から鉛が検出される中國市場にあっては、企業(yè)、そして消費者すらも「放置されて當(dāng)然」と受け流す問題だったからだ。

中國製造業(yè)の成熟にともない、政府は新食品安全法をはじめとする法律を制定、品質(zhì)基準(zhǔn)を強(qiáng)化している。しかし中國に進(jìn)出した歐米企業(yè)にとってはいまだに中國企業(yè)の品質(zhì)は頭の痛い問題だという。発注していたシャンプーの原料が変更される、攜帯電話カバーの色が注文と違うなどという類はありふれた話。なぜ“ささいな問題”をそれほど気にするのか、なぜそれほど完全な商品を求めるのか、中國企業(yè)はさっぱり理解できないという。

中國製造業(yè)の大躍進(jìn)、それは生産コストとスピードばかりを追求することで成し遂げられたものであり、代償は品質(zhì)の犠牲だったとグローブ?アンド?メールは分析している。激しい競爭の末、ほとんど利益のない薄利で商売をしている中國企業(yè)には、なんらかの問題があったとしてもそれを修正するような余裕はなく、消費者も“ささいな問題”を抱える不完全な商品を受け入れてきた。さらに世界経済の後退にともない中國企業(yè)の輸出が減速する中、品質(zhì)問題は改善されるどころかむしろ悪化に向かっているという。（翻訳?編集/KT）