2009年9月12日、北京科技報(bào)は、先月発表された「生態(tài)文明ランキング」に対する批判を紹介した。環(huán)境保護(hù)を評(píng)価する基準(zhǔn)のはずが、結(jié)局のところGDPの値によってランキングが決定されてしまっているという。

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8月17日、中國(guó)國(guó)家社會(huì)科學(xué)基金のプロジェクトチームは「生態(tài)文明ランキング」を発表した。トップとなったのは北京市。以下、上海市、広東省、浙江省など沿海部の省?市が上位を占めた。最悪レベルと判斷されたのが內(nèi)モンゴル自治區(qū)、貴州省、寧夏回族自治區(qū)、山西?。ē隶佶氓茸灾螀^(qū)は調(diào)査から除外）。ほぼ省?市別のGDPランキングに即した結(jié)果となった。

問(wèn)題はランキングの測(cè)定方法にあるという。評(píng)価値はGDPをエコロジカル?フットプリント（人間活動(dòng)が環(huán)境に與える負(fù)荷を、資源の再生産および廃棄物の浄化に必要な面積として示した數(shù)値）で割ることで求められる。ゆえにGDPの多寡がランキングを決定づけているという。環(huán)境保護(hù)の評(píng)価基準(zhǔn)は地方の業(yè)績(jī)?cè)u(píng)価を多様化する材料として期待されているが、GDPが全てを決めるとあって経済成長(zhǎng)の無(wú)闇な追求を促してしまいかねない。

ある國(guó)連関係者は「生態(tài)文明」という中國(guó)獨(dú)自のコンセプトは評(píng)価するべきとしつつも、GDPとエコロジカル?フットプリントという2項(xiàng)目だけではどうしても偏ってしまうため、國(guó)連の評(píng)価基準(zhǔn)のように絶滅危懼種の比率、植物面積指數(shù)、溫室効果ガス排出量、一人當(dāng)たりエネルギー消費(fèi)量など複數(shù)項(xiàng)目を組み合わせるべきだと提言した。（翻訳?編集/KT）