2009年10月1日、中國では8日まで、國慶節(jié)（建國記念日）と中秋節(jié)の休暇を合わせた大型連休に突入する。一般的には學(xué)校や職場は休みとなり、期間中、5億6000萬人余りが帰省や旅行のために移動するとみられている。ただ、新型インフルエンザの感染が拡大する中、北方地域を中心に多くの大學(xué)は學(xué)生が心待ちにしていたであろう連休を取りやめているという。9月30日付広州日報が伝えた。

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連休を取りやめたのは黒竜江省や山東省、また西部の四川省や陝西省などの複數(shù)の大學(xué)。従來予定していた連休は冬休みと合わせる形で先送りする模様だ。

中國では9月の新學(xué)期開始以降、新型インフルエンザの感染者が増加の一途をたどっている。感染者數(shù)は9月21日から23日までの間だけで1319人増え、計1萬4581人となった。大學(xué)側(cè)は學(xué)生たちが國內(nèi)各地から集まっており帰省先がさまざまであることや、各地に旅行することでインフルエンザを拡散し、またひろい集めてくることを警戒している。ワクチンの予防接種はすでに北京などで始まったが、まだ全國的には行きわたっていない。

報道によると、中國當(dāng)局から大學(xué)に対して連休を取りやめるように求めた事実はなく、判斷は大學(xué)が行っているという。連休取りやめが北方の大學(xué)に多く、南方の大學(xué)ではあまりみられないことについては、専門家が「北方は南方よりも冬の訪れが早いため、新型インフルの爆発的な感染拡大の時期も早く來ると予測されることを見越しての措置ではないか」と分析している。

建國60周年の節(jié)目として、當(dāng)局が大々的な祝賀イベントを行う今年の國慶節(jié)。その連休に新型インフルが急拡大したとあっては、當(dāng)局の危機管理能力が疑われる可能性がある。ただ、當(dāng)局が連休取りやめを強制すれば學(xué)生らの不満が高まることも考えられる?！笇W(xué)校獨自の判斷」の裏には、當(dāng)局の影響がないとも言い切れないだろう。（編集/東亜通信）