2009年10月6日、スウェーデン王立科學(xué)アカデミーは09年のノーベル物理學(xué)賞を、元香港中文大學(xué)長のチャールズ?カオ（高［金昆］）博士（75）らの3氏に授與すると発表した。授賞理由は、光ファイバーによる情報通信への貢獻(xiàn)が評価された。

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1901年の創(chuàng)設(shè)以來、中國系學(xué)者の受賞は9人で、うち物理學(xué)賞6人、化學(xué)賞2人、文學(xué)賞が1人だ。香港紙?蘋果日報は、なぜ物理學(xué)賞など理系に偏るのかを分析している。

同紙によると、米大學(xué)進(jìn)學(xué)適正試験（SAT）や米?加大學(xué)院進(jìn)學(xué)の共通試験（GRE）で、一般に中國人學(xué)生は數(shù)學(xué)の成績が特に優(yōu)秀。數(shù)學(xué)の素養(yǎng)の高さは、他の自然科學(xué)に比べて物理學(xué)では一層重要で、物理學(xué)賞受賞者が多いことの要因とみられる。

近現(xiàn)代の中國は多くの優(yōu)れた文學(xué)者を輩出しているが、文學(xué)賞受賞者は高行健氏1人のみ。政治環(huán)境やイデオロギーが作家の創(chuàng)作の自由に影響しており、高氏は海外に出ることで自由度が拡大した。さらに東西文化の違いに直面して作品に獨(dú)創(chuàng)性や攻撃性が増したことで、海外文壇に受け入れやすくなったようだ。

1968年創(chuàng)設(shè)の経済學(xué)賞は、中國は市場経済の歴史が西歐より短く、経済學(xué)理論も世界的な評価を得るに至っていない。

なお、中國系の受賞者の特徴は、いずれも歐米への留學(xué)組で、現(xiàn)地の文化や研究環(huán)境の恩恵を受けていること。1957年の物理學(xué)賞受賞者、楊振寧氏は「米國人學(xué)生は興味が幅広く、自己研鑽のやり方は型破りで、いずれも自信家だ。中國人は関心が専門に偏り、自己研鑽は著実で、自信に欠ける」と述べ、米國人の積極性を稱えている。また、米國の良好な研究環(huán)境が自身の研究の進(jìn)展に影響したことを指摘、「私は中國で教育を受け、実験のほとんどを米國で行った。両國の教育方法の恩恵を共に受けた」と語った。

同紙によると、中國系受賞者は次の通り。◆楊振寧?李政道、1957年物理學(xué)賞◆丁肇中、1976年物理學(xué)賞◆李遠(yuǎn)哲、1986年化學(xué)賞◆朱棣文、1997物理學(xué)賞◆崔[王奇]、1998年物理學(xué)賞◆高行健、2000年文學(xué)賞◆銭永健、2008年化學(xué)賞◆高［金昆］、2009年物理學(xué)賞。（翻訳?編集/東亜通信）