2009年10月15日、中國の通信社、中國新聞社（電子版）は、10月初めに訪米したチベット仏教最高指導者ダライ?ラマ14世との會見を「先延ばし」にしたオバマ大統(tǒng)領だが、中國のチベット政策に対する非難の姿勢を変えたわけではないと報じた。

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ダライ?ラマは米國滯在中、米議會から人権活動への功績をたたえる「ラントス人権賞」を授與されるなど厚遇を受けたが、オバマ大統(tǒng)領との會見は実現(xiàn)しなかった。ダライ?ラマが米國訪問で大統(tǒng)領と會見しなかったのは18年ぶり。チベット問題擔當特別調(diào)整官であるオテロ國務次官が會見した。大統(tǒng)領は11月の中國公式訪問後に會見を行うと説明したが、米國內(nèi)から非難の聲が相次いだ。

一方、中國側(cè)にとっては面目が保たれた形となったが、記事は、大統(tǒng)領が事前にジャレット大統(tǒng)領上級顧問とオテロ國務次官をチベット亡命政府が置かれているダランサムに派遣し、チベット問題に対する取り組みについて説明していることを挙げ、「オバマ政権がチベット問題を放棄したわけではない」と指摘した。

中國現(xiàn)代國際関係研究所の米國問題専門家、張志新（ジャン?ジーシン）氏も「米國は単にやり方を変えただけ」と語る。張氏によれば、米國はこれまで中國にとっての「問題人物」と會うことで中國側(cè)に圧力をかける方法を取って來たが、全く効果がなかった。そのため、「オバマ政権は新たな方法で米中関係を処理しようとする」と張氏は見ている。（翻訳?編集/NN）