2009年10月14日、中國のブログサイト新浪博客に在日中國人の記事「日本の人材は競爭に、中國の人材は運(yùn)命に頼る」と題した記事が掲載された。同記事の要約は以下の通り。

【その他の寫真】

日本企業(yè)の人事管理には學(xué)ぶべき點(diǎn)が大いにある。大卒社員の昇進(jìn)ペースは、15年間ほとんど変化がない。そして入社15年目で10％、16年目で20％、17年目で30％が管理職に就く。退職するまでに例外なく課長に昇進(jìn)し、そのうち50％が副部長に、10％が部長に登り詰める。人事基準(zhǔn)は統(tǒng)一化され、公平性?透明性が高い。

80年代の中國は、大學(xué)院修了というだけで誰もが國の重職に就けた。専門が何であろうと、管理能力がどうであろうと関係なしに。90年代初頭になると、海外で博士號を取得した第1陣が帰國。國策に変化がみられ、海外留學(xué)組が重用されるようになった。こうして中國の人事基準(zhǔn)は変化を繰り返してきたが、日本のように公平性は保障されていない。中國では、上司に「きみは“できない人”だ」と言われれば、天才であろうと組織部門に評価されることはないのだ。

また、日本の人事異動は2?3年ペースと非常に流動的だ。中國の國有企業(yè)では、上層部が20年間も居座るのが當(dāng)たり前。人事異動は社員の積極性とは何ら関係がなく、基本的に上層部の気の向くまま。人事評価も完全に形式的なものにすぎない。

中國の人事管理がいつ公平になるのかは分からない。チャンスさえあれば、“できない人”であろうと昇進(jìn)することはできる。とは言え、大學(xué)院生でも昨今は就職難だ。逆に、大學(xué)へ行っていない人が高級エンジニアになったケースも少なくない。中國政府は彼らの定年を10年引き延ばす方針を示しているが、これも中國のリアルなのだ。（翻訳?編集/SN）