2009年10月26日、人口の急増や耕地面積の拡大などを原因とする水資源の亂用によって、甘粛省敦煌市の生態(tài)環(huán)境が大幅に悪化している。網(wǎng)易探索が伝えた。

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記事によると、敦煌市では毎年平均1300ha以上の濕地が消滅している。また、砂漠の過酷な條件の中で唯一自然に林を形成するといわれる植物?胡楊（日本名：コトカケヤナギ）の面積もかつてに比べて67％も減少し、現(xiàn)在は約9300haあまりが殘っているに過ぎない。さらに、砂漠にあるオアシス內(nèi)の塩水湖や淡水湖は約80％が涸れてしまい、復(fù)活できない狀態(tài)になっているという。

砂漠化も毎年平均1300ha以上のスピードで進んでいる。砂漠は敦煌市へ毎年3?4mずつ接近しており、大風(fēng)や砂嵐の被害も年々ひどくなっている。同市気象局の擔(dān)當(dāng)者は「砂嵐は以前は毎年3?5月に集中していたが、今はほぼ毎月発生する」と訴える。

水資源の減少も著しい。同市にかつて存在した4大湖（東湖、西湖、南湖、北湖）も、東湖はすでに消滅し、北湖は湖底にドロだけが殘っているような狀態(tài)になっている。西湖と南湖はいずれも面積を大幅に減らし、かつて両湖の間を結(jié)んで存在した濕地帯は、今は完全に分離してしまっている。

環(huán)境の変化は、野生動物にも大きな影響を與えている。ヒョウやクマはすでに姿を消し、わずかに殘っているラクダも年々減少を続け、國家一級保護動物に指定されているコウノトリはほとんど飛來しなくなってしまった。

環(huán)境悪化の原因について、同市の関係者は「1950年代、市の人口は約3萬6000人に過ぎなかったが、現(xiàn)在は18萬人以上に増加している」と話し、人口の増加と耕地面積の拡大が水資源を枯渇させ、環(huán)境の悪化を招いていると指摘している。（翻訳?編集/HA）