2009年10月30日、同日付の海南網(wǎng)によると、中國南部の海南省ではこのところ、養(yǎng)殖場(chǎng)からワニが逃げ出す“事件”が相次ぎ、観光で有名な同省が繁殖した個(gè)體があふれる「ワニ天國」になってしまうのではないかと懸念する聲も上がっている。住民に危険が及ぶ心配もあり、今月中旬にワニが養(yǎng)殖場(chǎng)から逃げ出したことが分かった萬寧市ではこのほど、現(xiàn)地政府が住民に対し、「ワニは見つけ次第殺してよい」「死んだワニは引き渡さず、食べてもよい」と通達(dá)。地元住民の力を借りて一刻も早く問題を解決したい姿勢(shì)を示した。

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報(bào)道によると、同省萬寧市長豊鎮(zhèn)のダムにあるワニ養(yǎng)殖場(chǎng)では今月21日までに、囲いが破れたことが原因で46匹が逃げ出した。このうちの一部は地元住民が見つけて殺したが、依然、18匹が逃走中とみられる。この養(yǎng)殖場(chǎng)では皮をとる目的でワニ7500匹超を飼っている。

市政府では逃げ出したワニをできるだけ早く捕獲するには行政と養(yǎng)殖業(yè)者の力だけでは不十分だと判斷し、住民に対して、「捕獲した場(chǎng)合は1匹200元で買い取る」と発表。同時(shí)に、「ワニを見つけ、殺した場(chǎng)合、死んだワニは自ら処理できる」、つまり「食べてもよい」と表明した。中國南部ではワニは食材として人気がある。（翻訳?編集/東亜通信）