2009年10月、カリブ海ハイチ沖で中國(guó)福建省からの密航者70人近くを乗せた船が転覆し、數(shù)十人が死亡した。うち10人以上が違法移民が盛んなことで知られる福建省福州市の瑯岐島出身者だったという。30日、南都週刊が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

瑯岐島は総面積92平方キロメートルの小さな島だが、違法移民が盛んなことで知られている。地縁関係が強(qiáng)い中國(guó)ではある地域の住民は同じ地域に移民する傾向が強(qiáng)い?，樶獚u住民は米國(guó)向けの移民が多いという。正式な統(tǒng)計(jì)こそないものの、今では8萬(wàn)3000人の住民のうち4割にあたる2萬(wàn)2000人が海外で暮らしているとも見(jiàn)られている。

しかしその旅路は果てしなく長(zhǎng)いもの。各地を転々としながら最終目的地である米國(guó)を目指すことになる。ある瑯岐島の住民は昨年出発したにもかかわらず、まだ米國(guó)に到著していないという。途中、違法移民が発覚し強(qiáng)制送還される危険性もあるばかりか、今回のように命の危険すらある。

10月25日、瑯岐島の劇場(chǎng)で演劇の公演が始まった。舞臺(tái)脇の黒板には「労光村：董某さんはスペインに無(wú)事到著しました。一族をあげて感謝します」と小さく書(shū)かれている。密航が成功したことを感謝する奉納芝居だという。島全體では年に300回もこうした公演が開(kāi)催されている。（翻訳?編集/KT）