2009年11月1日、中國民政部社會福利?慈善事業(yè)促進(jìn)司の王振耀（ワン?ジェンヤオ）司長は、四川大地震などにより中國國民の慈善事業(yè)に対する意識が大幅に向上したと語った。2日付で広州日報(bào)が伝えた。

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王司長は中國の慈善事業(yè)の問題點(diǎn)について、「かつての市民の『慈善事業(yè)に參加したくない』という意識の問題から変化し、今は『（參加したいが、適切な方法や手段がわからず）參加できない』という點(diǎn)にある」と指摘。慈善事業(yè)の現(xiàn)狀については「四川大地震が國民の慈善意識を10年分以上レベルアップさせた」と語り、「慈善事業(yè)に対しては企業(yè)や慈善団體が熱心なだけでなく、草の根組織の活動もますます盛んになっている」と紹介した。

さらに「中國ではすでに國民全體が慈善事業(yè)に參畫する意識ができつつあり、政府との関係も非常にうまく形成されている。しかし、慈善事業(yè)にスムーズに參加する方法が欠落しており、これが最大の問題である」と指摘した。その例として「ある企業(yè)家が寄付すると申し出ると、人々は『脫稅』のためではないかと疑って道徳論爭に発展し、せっかくの善意が誤解されてしまうケースが非常に多い」と語った。

こうした問題點(diǎn)への対処方法として、王司長は世界最大の慈善基金団體である米ビル?アンド?メリンダ?ゲイツ財(cái)団の例を挙げ、「専門家チームによって慈善事業(yè)に対するすべての計(jì)畫立案、調(diào)整などを行う必要がある」と語り、中國の公益慈善事業(yè)組織が市民に十分に信頼されていない點(diǎn)や、情報(bào)システムの確立によって慈善組織が助けを真に必要としている人々のニーズを正確に把握する必要性についても指摘した。

なお、中國民生部で検討を重ねてきた慈善事業(yè)の基本法となる「慈善法」は、すでに國務(wù)院へ送付され、具體的な法案作成の段階に入っているという。（翻訳?編集/HA）