2009年11月3日、過(guò)度な開墾や放牧などによって拡大を続け、日本への黃砂の原因にもなっている內(nèi)モンゴル自治區(qū)のホルチン砂漠で、10年前から日本人青年が緑化に取り組み、大きな成果を上げている。10年間でホルチン砂漠に植えた植物は350萬(wàn)株にも上るという。外灘畫報(bào)が伝えた。

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青年の名前は大滝隆司さん。現(xiàn)在は特定非営利活動(dòng)法人（NPO法人）「緑化ネットワーク」の中國(guó)地區(qū)の責(zé)任者を務(wù)めている。1997年、大學(xué)を卒業(yè)した大滝さんは、內(nèi)モンゴル自治區(qū)の砂漠を見て、「この壯大な砂漠を緑化できたら最高の達(dá)成感が得られるだろうな」と緑化活動(dòng)に取り組む決意を固め、帰國(guó)後日本で友人と共に「緑化ネットワーク」を立ち上げた。

ホルチン砂漠は日本から約1500kmの位置にあり、周囲の砂漠をあわせた面積は約5萬(wàn)平方キロメートルにも及んでおり、日本の九州よりも大きい。大滝氏が緑化の対象にホルチン砂漠を選んだのは、日本から一番近い砂漠であることと、日本でも黃砂の被害を受けていたからなどの理由によるという。

初めて現(xiàn)地に入り、緑化活動(dòng)を始めた頃、現(xiàn)地住民は大滝氏の話を信じず、石油採(cǎi)掘に來(lái)ていると疑ったりし、誰(shuí)も相手にしなかった。時(shí)が流れ、植物が成長(zhǎng)するにつれ、住民も定期的にボランティア活動(dòng)に協(xié)力してくれるようになった。しかし、この段階でも「日本は國(guó)土が小さいのでホルチン砂漠で林業(yè)を興し、樹木を日本へ輸出するのではないか」と疑う住民がまだいたという。

10年が経過(guò)する間に、趣旨に賛同する各企業(yè)からの協(xié)賛なども得られるようになり、ホルチン砂漠に植えた植物は350萬(wàn)株を超えた。植樹によって緑化が進(jìn)み、砂漠に防風(fēng)林が形成され、現(xiàn)地の人々が農(nóng)作物の収穫によって生活できる環(huán)境が整ってきた。

大滝氏は「我々の最終的な目標(biāo)は植樹ではなく、過(guò)度な開墾と放牧によって砂漠化した現(xiàn)狀の改善をお手伝いすること?，F(xiàn)地住民が緑化のための土地管理方法を?qū)Wんだら、我々は靜かにこの地を離れたい」と語(yǔ)っている。（翻訳?編集/HA）