2009年11月5日、中國(guó)新聞社によると、毎年秋から冬にかけてシベリアや中國(guó)北部から気候が溫暖な中國(guó)南部へ多くの渡り鳥(niǎo)が飛來(lái)してくるが、広東省の湛江市や茂名市では、この渡り鳥(niǎo)を捕まえ、食卓にのせることがごくありふれた出來(lái)事になっているという。

【その他の寫(xiě)真】

現(xiàn)地では以前から渡り鳥(niǎo)を捕まえて食べる習(xí)慣があったが、現(xiàn)在では農(nóng)民が捕まえた渡り鳥(niǎo)を飲食店へ売って収入源とし、それを客が食べて飲食店が利益を得るという産業(yè)連鎖が形成されている。今年は、現(xiàn)地政府関係部門(mén)が前もって渡り鳥(niǎo)の捕食を阻止する対策を講じていたものの、十分な効果は上がっていない。

現(xiàn)地事情に詳しい人物によると、地元農(nóng)民はかつて、秋冬季の渡り鳥(niǎo)猟で年収の大半を得ていたのだと話す。しかし、飛來(lái)する渡り鳥(niǎo)の數(shù)は近年大幅に減少しており、農(nóng)民の収入も以前ほどではないという。

鳥(niǎo)の保護(hù)に関わっている人は「この地域一帯は渡り鳥(niǎo)にとって“地獄”のような場(chǎng)所になっている」と話し、すでに一部の希少種は姿を現(xiàn)さなくなっていると指摘する?，F(xiàn)地政府関係者は「村を挙げて渡り鳥(niǎo)を捕まえているので、なかなか取り締まりができない」と嘆く。専門(mén)家によると、毎年広東省で越冬する渡り鳥(niǎo)は約200種。しかし、亂獲によって生態(tài)系そのものが破壊されることが懸念され、渡り鳥(niǎo)保護(hù)を目的とした法規(guī)を定める必要があるとの聲も出ているという。（翻訳?編集/岡田）