2009年11月5日、上海市のマンションポッキリ倒壊など、近年、中國の危険建築問題が注目されている。重慶晩報(bào)は重慶市忠県のあるマンションの問題を報(bào)じた。

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問題建築は地上7階地下1階のマンション。42世帯が居住している。10月23日、朝目を覚ましたマンション住民は驚愕した。壁には指が入るほどの大きさの亀裂があり、窓も開けられないようなありさま。コンクリートの天井も沈み込み亀裂が入っている。検査の結(jié)果、コンクリートなど建材の品質(zhì)に問題があり、マンションの全重量を支える1階の梁が斷裂したことが明らかになったという。

マンション建設(shè)業(yè)者は応急処置を取ったが、こちらもお粗末なもの。地上7階のマンションを支えるにはあまりにも力不足に見える木の柱十?dāng)?shù)本を取り付けただけだという。學(xué)校の工作にでも使いそうな木の棒は見るだけでこちらを不安にさせるものと言える。危険を避けるため住民は退去するよう求められているが、建設(shè)業(yè)者から支払われる一時(shí)金は月にわずか90元（約1200円）?！覆课荬蚪瑜辘椁欷毪瑜Δ式痤~ではない」と住民は困り果てた様子だった。

驚くべきことにこのあまりにも低品質(zhì)なマンションは、品質(zhì)検査を受けていないにもかかわらず政府の認(rèn)可を受けており、住民には不動産所有証も発行されていたという。重慶晩報(bào)は「農(nóng)村の一般家屋を建てる基準(zhǔn)でマンションが作られている」と指摘した。中國では國策として農(nóng)村の都市化が推進(jìn)されており、低開発地域にもマンションが建設(shè)されるようになった。しかし、その品質(zhì)は安心できるものなのか、中國社會の急速な変化の影に潛むリスクを改めて浮き彫りとする事件になった。（翻訳?編集/KT）