拡大
6日、中國メディアの南方週末が、なぜ日本人は溫泉好きなのかについて分析する記事を掲載した。寫真は溫泉。
2018年1月6日、中國メディアの南方週末が、なぜ日本人は溫泉好きなのかについて分析する記事を掲載した。
記事は、溫泉は日本だけでなく、アイスランドやニュージーランド、ポルトガルなどにもあるが、日本のように溫泉好きな國はないと紹介。その理由について分析した。
記事はまず、溫泉の歴史について紹介。日本では各地に動物のけがが治ったなどの溫泉にまつわる神話があり、「大自然の贈り物に対する感謝と崇敬の念」ゆえに日本人の溫泉信仰ができあがったとした。
また、當(dāng)初は溫泉付近の住民しか知らなかった溫泉の効能だが、聖徳太子が治療のために道後溫泉で療養(yǎng)し、それを記念した碑が建てられ有名になったと紹介。他にも天皇や皇族が各地の溫泉を訪れるようになり、人々はますます溫泉の効能を信じるようになったとした。
入浴が庶民に広まったのは、仏教の影響も大きいと記事は分析。日本では神道に禊(みそぎ)の習(xí)慣があるが、仏教では「入浴は七病を除き 七福を得る」と教えられている。それで入浴が徳を積む修行の1つとみなされたため、寺に浴堂を造り、民衆(zhòng)へ広めるためにこうした場所が開放され、これが銭湯の由來になったと説明した。
その後、江戸時代に入ると溫泉をビジネスチャンスとして開発する人が増えてきたと記事は紹介。箱根や熱海などに溫泉旅館ができるようになったとした。しかし、原始的な溫泉は特に大きな改造を加えることなく、溫泉に入ると「自然と一體化」できたと記事は紹介した。
かつて溫泉は、辺ぴな所にあったが、都市化が進(jìn)むにつれて市內(nèi)にも銭湯ができるようになり、現(xiàn)在ではスーパー銭湯などで溫泉を運んでいるところもあると紹介。設(shè)備もよく整っていて、仕事帰りのサラリーマンにもリラックスするための場所としてよく利用されていると伝えた。
記事は最後に、溫泉は活力を與えてくれるもので、日本旅行で欠かせないことの1つとなっているが、全裸での入浴は多くの中國人にとって抵抗感があると指摘。しかし溫泉の起源を考えると、もともとは治療の場所で、神々も人間も動物も治癒できる場所であり、「詩情の生息するところなのだ」と結(jié)んだ。(翻訳?編集/山中)
Record China
2018/1/6
人民網(wǎng)日本語版
2017/12/29
Record China
2017/11/27
Record China
2017/11/15
BRIDGE
2017/10/27
ピックアップ
we`re
RecordChina
この記事のコメントを見る