2009年11月、08年夏に公開され臺(tái)灣映畫歴代1位、外國(guó)映畫を含めても「タイタニック」に次ぐ歴代2位に當(dāng)たる14億円の興行収入をあげた話題の映畫「海角（かいかく）七號(hào)/君想う、國(guó)境の南」（ウェイ?ダーション＝魏徳聖＝監(jiān)督）の日本公開が決まった。來日した魏監(jiān)督の獨(dú)占インタビューを紹介する。

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魏監(jiān)督はレコードチャイナのインタビューに対し、日本との関係を取り上げた理由について、臺(tái)灣には日本に関連した歴史、文化がたくさんあり、人もいるからと語り、「これまで描かれたことがなかった日臺(tái)の一つの時(shí)代の終わり」を表現(xiàn)したかった、そこには「無念や敵意だけではなく、愛情、友情もあるはずだ」と製作意図を明らかにしている。

また、海外で働くたくましい日本女性の役は、魏監(jiān)督が共同で仕事をするに際して接觸した日本人通訳の現(xiàn)実の奮闘ぶりを參考にして作り上げたとしている。

魏徳聖監(jiān)督の獨(dú)占インタビューの內(nèi)容は以下の通り。

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Q．なぜ日本との関係を作品で取り上げたのか？

-臺(tái)灣と日本の関係はかつて一度終わったけれど、私はその一連の敏感な問題を表現(xiàn)しようとは思わない。

　これまでに表現(xiàn)されているのは日本側(cè)からだったり（日本軍が去った後に臺(tái)灣に入ってきた）國(guó)民黨側(cè)からだったりするが、「一つの時(shí)代の終わり」を表現(xiàn)したものがなかった。

　この「一つの時(shí)代の終わり」がとても面白い。時(shí)代の終わりが殘すのは、無念だったり、敵意だけではないはずで、そこには愛情、友情なども一緒にあるはずだ。

　この「時(shí)代の終わり」を利用してこうした感情を描いた。

Q．日本人の現(xiàn)実の様子を良く描いているが、日本人に関する知識(shí)はどこから。

-臺(tái)灣には日本に関係した歴史、文化などがたくさんある。私の周りでも、祖父らも日本統(tǒng)治を経験した世代で、生活習(xí)慣はすべて日本人のやり方だった。そこからおそらく日本人はこうする、と想像できる。

　また日本の友人も多く、臺(tái)灣には留學(xué)生も少なくない。映畫製作を?qū)Wび始めたころも、そしてこれからも、日本とは縁がある。日本人はまじめで責(zé)任感が強(qiáng)く仕事を思ったように仕上げてくれる安心感があるけれど、反面、要求水準(zhǔn)も高いので、こちらが怒られたりする。

Q．中でも海外で働く日本女性を描いていますが、彼女らに関する知識(shí)はどのように。

-日本側(cè)と共同作業(yè)する時(shí)によく中國(guó)語のできる日本女性が翻訳につくが、臺(tái)灣側(cè)、日本側(cè)雙方からプレッシャーを受けて爆発することがある。これを映畫の中にもってきた。

Q．映畫を見ると、あまり登場(chǎng)人物が話しすぎない演技、表現(xiàn)が特徴のように思われるが。

-特に、昔の人は感情表現(xiàn)する時(shí)に行為を抑圧し、あえて話をせずよく文をしたためた。今の人はよくしゃべって、口ばかりで無責(zé)任なこともある。

　感情のことは、言葉だけではどうしようもなく、むしろ多くの小さな動(dòng)作や環(huán)境が伝えることがある。だから、多すぎる「我愛ニー」（愛してる）はいらないと思う。

Q．次回作では日本統(tǒng)治時(shí)代の臺(tái)灣における霧社事件という敏感な問題を取り上げるが、なぜか。

-私は敏感ではないので、敏感な事件とは思わない。決して思い出す必要もない過去を回想するためだけの作品ではない。書物の中にあるような、ある種の伝統(tǒng)的な観點(diǎn)を採(cǎi)用するつもりもない。

　製作の狙いは原住民の視點(diǎn)を用い、彼らがどう対応したかだ。この事件は國(guó)民黨からは「抗日」、日本政府からは「內(nèi)亂」とされたが、これまでだれも彼らの角度から見たことがなかった。原住民に言わせると、「われわれの祖先は混亂した」となる。

　次回作で描きたいのは善人、悪人の観點(diǎn)では決してない。歴史がもたらした、戻ることができない記憶に対して和解のメッセージを伝えたい。（編集：kinta）

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