2009年11月15日、日本の華字紙?中文導(dǎo)報(bào)の楊文凱（ヤン?ウェンカイ）編集長(zhǎng)はブログに「オバマ大統(tǒng)領(lǐng)のアジア歴訪と日米中の未來(lái)」と題した記事を発表した。以下はその概略。

【その他の寫真】

オバマ米大統(tǒng)領(lǐng)が就任後初のアジア歴訪の旅を展開(kāi)している。13日からの1週間、目的地は日中韓とアジア太平洋経済協(xié)力會(huì)議（APEC）開(kāi)催地のシンガポールだ。大統(tǒng)領(lǐng)はそのうちの半分を中國(guó)訪問(wèn)にあてた。これに対し、日本では様々な見(jiàn)方が出ているが、はっきりしていることは、中國(guó)の存在と発展は米國(guó)にとって関心を寄せずにはいられない重要事項(xiàng)であるということ。大統(tǒng)領(lǐng)はその目でじっくりと、最大の貿(mào)易相手國(guó)で最大の債権國(guó)である中國(guó)の真の姿を見(jiàn)てみたかったのだろう。

大統(tǒng)領(lǐng)は就任後、グリーン経済政策、核のない世界、多國(guó)間主義などを掲げているが、中國(guó)の協(xié)力なしでは達(dá)成できないことは明らかだ。大統(tǒng)領(lǐng)が米中関係により多くの政治的情熱を注ぐ理由も納得できる。一方で、日本との関係はどうだろう？鳩山政権は「対米追従からの脫卻」を掲げ、普天間基地移転やアフガン支援問(wèn)題など問(wèn)題は山積み。大統(tǒng)領(lǐng)は東京での演説で「アジア太平洋地域は歴史の転換期を迎えている」と述べたが、その言葉の裏には米國(guó)が日本および中國(guó)との関係を見(jiàn)直す考えがあることを示している。

民主黨の小沢一郎幹事長(zhǎng)は日米中を「正三角形にすべき」と言っているが、日本の経済力と國(guó)際社會(huì)での影響力の弱まりを考えると、日本という一辺だけが少々頼りない。だが、全人類共通の課題である「グリーン経済」「核のない世界」において、日本は技術(shù)面で世界をリードする力を持っている。日本という世界の優(yōu)等生はこの方面で「後進(jìn)國(guó)」である米中を牽引すべきだ。過(guò)去30年、日米中の関係は様々に変化したが、結(jié)局のところ、3國(guó)の協(xié)力こそが人類に平和をもたらす最善の道だと言えよう。（翻訳?編集/NN）

●楊文凱（ヤン?ウェンカイ）

日本華字紙?中文導(dǎo)報(bào)編集長(zhǎng)。上海の復(fù)旦大學(xué)中國(guó)語(yǔ)學(xué)科卒業(yè)。95年に來(lái)日。98年に中文導(dǎo)報(bào)入社。著書にコラム集「卒業(yè)10年」、社説集「天涯時(shí)論」、インタビュー集「人在旅途」など。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。