2009年11月18日、中國(guó)青年報(bào)によると、中國(guó)科學(xué)技術(shù)部、中國(guó)気象局、中國(guó)科學(xué)院が共同でまとめた「第2回気候変動(dòng)國(guó)家評(píng)価レポート」がこのほど完成した。同レポートによると、中國(guó)の気溫は直近100年間で1．1℃上昇し、世界平均を大きく上回っており、この影響で深刻な気象被害を受けているという。

【その他の寫(xiě)真】

この內(nèi)容は、12日に開(kāi)催された「省エネ?汚染物質(zhì)排出削減と地球溫暖化に関する高級(jí)フォーラム」で、中國(guó)気象局國(guó)家気候センターの丁一匯（ディン?イーホイ）研究員が同レポートの內(nèi)容の一部として明らかにした。

丁研究員は「気象変動(dòng)は中國(guó)の降水分布に大きな影響を與えた」とし、「西部および華南地區(qū)では降水量が増加、華北地區(qū)および?xùn)|北部の大部分では降水量が減少し、南部では洪水、北部では干ばつの深刻な被害をもたらしている」と分析している。

また、レポートでは「中國(guó)は地球溫暖化の被害國(guó)」としており、「地球溫暖化によって中國(guó)の農(nóng)業(yè)、水資源、生態(tài)系などが深刻な影響を受けているだけでなく、『三峽プロジェクト』や『南水北調(diào)（南方地域の豊富な水資源を渇水で悩む北方地域に運(yùn)ぶプロジェクト）』などに代表される重要プロジェクトもこうした気候変動(dòng)と関係がある」と結(jié)論づけている。

一方、溫室効果ガスの排出問(wèn)題について、同レポートでは「國(guó)民一人當(dāng)たりの累計(jì)排出量」の基準(zhǔn)採(cǎi)用を提案している。この基準(zhǔn)は、これまでの溫室効果ガス増加の大半が先進(jìn)國(guó)によるものであり、先進(jìn)國(guó)は歴史的責(zé)任を負(fù)うべきであるという観點(diǎn)に加え、公平に論ずるには総排出量でなく國(guó)民一人當(dāng)たりの排出量で比較すべきとの観點(diǎn)に基づいている。同レポートによると、この基準(zhǔn)で計(jì)算した場(chǎng)合、中國(guó)の溫室効果ガスの排出量は、最大の排出國(guó)となる米國(guó)の23分の1になるという。（翻訳?編集/HA）