2009年11月16日、シンガポールの華字紙?聯(lián)合早報(bào)は、現(xiàn)在公開中の米映畫「2012」について、中國(guó)では賛否両論が巻き起こっていると伝えた。作中の中國(guó)に関する描寫が中國(guó)を賛美するものなのか、へつらっているものなのか、あるいは侮辱しているものなのかに焦點(diǎn)が集まっている。

【その他の寫真】

ローランド?エメリッヒ監(jiān)督によるディザスター(災(zāi)害)映畫「2012」は、古代マヤ文明による2012年地球滅亡説をモチーフに、大地震や火山噴火、津波などの天災(zāi)に逃げ惑う人類を描いた大作。作中では、人類を救出するための巨大箱舟を建造するにあたり、米國(guó)がその製造基地として中國(guó)を選ぶ。その結(jié)果、「このような大規(guī)模な箱舟建造が完遂できるのは中國(guó)だけ」とするセリフが登場(chǎng)する。

さらに、中國(guó)軍が避難民の救出に參畫するシーンも盛り込まれている。これが中國(guó)へのストレートな賛美なのか、あるいは意図を含んだ媚態(tài)なのかが中國(guó)で論議されている。しかし同時(shí)に、作中ではこの箱舟建設(shè)に當(dāng)たった中國(guó)人労働者に対し、箱舟への乗船資格が與えられなかった。これを「中國(guó)に対する侮辱」ととらえる聲もある。

「いずれにしろ、現(xiàn)実世界を考えてみても、このような(箱舟建造の)偉業(yè)を成し遂げられるのは中國(guó)だけだろう。中央政府が決斷したことなら、中國(guó)には完遂できないことなどない」と聯(lián)合早報(bào)の記事は指摘し、チャイナパワーの強(qiáng)さを主張するとともに、中國(guó)の政治體制についても暗喩的な表現(xiàn)をのぞかせた。(翻訳?編集/愛玉)