アジア金融危機の再來か?!中國向けが最多、ドルキャリーで新興國バブル―米紙

Record China    2009年11月29日(日) 16時34分

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27日、米紙USAトゥディウェブサイトは、大量のドルが新興國に流れ込み、通貨高や株式バブルを引き起こしていると報じた。そればかりか、ホットマネー流出時には外貨預金の人気は大きく減じたという。資料寫真。

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2009年11月27日、米紙USAトゥディウェブサイトは、大量のドルが新興國に流れ込んでいると報じた。通貨高や株式バブルを引き起こすばかりか、ホットマネー流出時には経済が大きく動揺することも予想されるだけに、アジアやラテンアメリカの新興市場は國際資金移動の規(guī)制も視野に入れている。

その他の寫真

米調査會社EPFR Globalの調べによると、年初から11月18日までに新興市場には568億ドル(約4兆9200億円)もの資金が流入したという。すでに2007年の500億ドル(約4兆3300億円)を超え、史上最高額を更新した。投資対象國としては中國が最多を占めている。

25日付韓國紙?朝鮮日報は新興市場へのホットマネー流入により、通貨高による輸出競爭力の低下、不動産など資産バブルが起きていると指摘した。今年の各國株式市場の値上がり率トップ10は新興市場が占めているなどバブルは急速にふくらみつつある。25日付マレーシア紙?ザマレーシアインサイダーは低利率のドルを海外市場に投資するドルキャリートレードの広がりを「米國が新興市場を人質にとるもの」とのあるアナリストのコメントを掲載した。

ホットマネーの流入がアジア金融危機の再來を招くかどうかについては議論があるものの、こうした傾向がしばらく続くことは間違いないようだ。アナリスト筋は2012年まで米國の利上げはないと予測しており、アジアが「ホットマネーの楽園」である狀況は続くと見られている。(翻訳?編集/KT)

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