2009年11月30日、人體に有害な物質(zhì)?メラミンを混ぜた粉ミルクで多數(shù)の乳幼児が被害を被った一連の事件について、粉ミルクメーカーによる破産申請が認(rèn)められたため、メーカー側(cè)から被害者に対する賠償金支払いが事実上、不能となった。これを受けて被害者側(cè)からは「メーカーが補(bǔ)償できないなら國家賠償を」との聲が上がっている。南方日報の報道。

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昨年、三鹿集団ブランドなどの粉ミルクにメラミンが混入し幼児6人が死亡、30萬人に健康被害が生じる大事件となった。被害者家族の多くは賠償協(xié)議成立後に訴訟を取り下げたが、一部はこれを不服として、メーカー側(cè)を被告とする民事訴訟へと発展。事件発生から約1年が経過する今月27日、北京の裁判所でついに開廷した。

被告の三鹿集団(今年2月に破産)側(cè)は、「同社の普通債権弁済能力は皆無」と主張。現(xiàn)行の法律では、破産申請の認(rèn)められた企業(yè)が行う賠償について、まず第一に従業(yè)員の給與、第二に銀行からの貸付金支払いが優(yōu)先される。このほどの民事訴訟に至るまでの期間に、三鹿集団が河北省石家荘市の中級裁判所(日本の地裁に相當(dāng))へ申し立てていた破産申請が受理されていたため、被害者への慰謝料支払いは永遠(yuǎn)に宙に浮く形となった。

「被害者よりも従業(yè)員が優(yōu)先されるとは」と、被害者家族らからは落膽の聲が上がっている。「企業(yè)に支払い能力がない場合には、公的資金で補(bǔ)てんできないものか？」「これは『公共安全』の問題と言っていい事件。こうした事件について國家が補(bǔ)償する関連法の整備を」との意見が噴出している。(翻訳?編集/愛玉)