2009年11月27日、韓國である裁判が行われた。路線バスに乗り合わせたインド人大學(xué)教員に対し、「汚い」「異臭がする」と暴言を吐いた韓國人男性に裁判所は人種差別罪で罰金100萬ウォン（約7萬4400円）の支払いを命じた。韓國紙?中央日報は、事件は韓國の「純血統(tǒng)主義」の問題を示す警鐘になったと論じている。30日、中國新聞網(wǎng)が伝えた。

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被害者のインド人大學(xué)教員は韓國滯在中、何度も同様の差別を受けてきたと話している。地下鉄內(nèi)では隣に座ろうとする人はいない。路線バスに乗って眠ってしまった時など終點に著いた後、運転手は蹴って起こしたという。被害者の同僚の女性教員は米紙ニューヨークタイムズの取材に答え、「家族はインド人大學(xué)教員とつきあっているんじゃないのかとうるさく聞いてくる一方で、ドイツ人と結(jié)婚したいとこをうらやましがっている」と話した。

まさに女性教員の指摘する通り。韓國人の歐米人に対する態(tài)度とアジア人に対する態(tài)度は全く異なるという。韓國文化観光研究院が先日、韓國を訪問した外國人を?qū)澫螭藢g施したアンケート調(diào)査によると、「韓國人は親切」と回答した歐米人は70％、一方アジア人の比率は40％に過ぎなかった。同研究所は、韓國人はアジアから來た外國人は全員、韓國人が嫌がる仕事をする労働者か、農(nóng)民と結(jié)婚するために來た女性だと見なしていることを明かした。

中央日報は「アジア出身の外國人は経済的に立ち遅れた地域から來たとはいえ、韓國社會で重要な役割を擔(dān)っており、差別することは許されない」と訴えた。少子化が進む韓國は移民政策の実施を宣言しており、差別的な「純血統(tǒng)主義」意識を変えなければ、國家の競爭力に影響するばかりか、社會的な不満ばかりが募ることになると指摘、「単一民族神話を國家発展の足手まといとしてはならない」と主張した。（翻訳?編集/KT）