2009年11月30日、中國國家文物局の単●翔(シャン?ジーシアン、●は「雨」の下に「齊」）局長は「全國文化財調(diào)査で、移動を禁止している文化財のうち約2萬3600件が消失していることが判明した」と発表した。北京晨報が伝えた。

【その他の寫真】

中國の歴史?文化遺産保護の重要な措置として、現(xiàn)在中國全土で「第3回全國文化財調(diào)査」が実施されている。國家および地方財政で総額10億4300萬元(約131億8200萬元)を投じて行われた10月末までの調(diào)査結果では、登録済みの移動禁止文化財77萬6200件のうち、2萬3600件余りが消失していることが判明した。消失した文化財について、単局長は「原因はうやむやにせず、調(diào)査で明らかにしていく。人的な原因によるものであれば、相応の措置を採りたい」と語った。一方、盜難や盜掘など文化財に関連する犯罪に関しては、全國で毎年平均2000件余りが解決されており、同局では今後も公安部などと協(xié)力し、犯罪の撲滅に盡力していくとしている。

また、國民に対する歴史文化財?文化知識普及政策の一環(huán)として中國政府が展開している博物館の無料開放政策に関して、単局長は「08年に無料開放した博物館の入場者総數(shù)は1億5400萬人以上となり、無料化前と比較すると各館平均して60?70％増となっている」と語った。単局長によると、今年7月までに全國で1450カ所の博物館?記念館が無料開放されており、このうち400カ所以上が今年の上半期に無料解放されたものだという。（翻訳?編集/HA）