2009年12月10日、新華網(wǎng)によると、世界自然保護(hù)基金（WWF）は11月、「長江流域における気候変動(dòng)に対する脆弱性および適応性に関する研究」と題した報(bào)告を発表した。これによると、地球溫暖化の影響を受け、長江流域では今後50年間で気溫が1．5?2度上昇するとみられ、災(zāi)害発生頻度が高まると警鐘を鳴らす。

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このレポートは、中國科學(xué)院地理科學(xué)?資源研究所、中國気象局、復(fù)旦大學(xué)などの専門家を含む20人余りが2年を費(fèi)やして、地球溫暖化の長江沿岸への影響や具體的な対応について記述したもの。これによると、1961?1990年の平均気溫に比べ、1990年代の平均気溫は0．33度上昇。2001?2005年の間では0．713度上昇した。今後50年では1．5?2度上昇すると見られる。

長江流域は季節(jié)風(fēng)の影響を受けることから、気候変動(dòng)の影響を受けやすい。特に90年代以降は溫暖化の影響から洪水などの災(zāi)害が増加傾向を見せている。こうした狀況に対し、同レポートは長江流域の生態(tài)系などを考慮に入れた上で溫暖化に対する具體的な対策を取るべきであると提案する。経済の持続的な発展をめざし、水質(zhì)管理施設(shè)、水利施設(shè)や灌漑施設(shè)を建設(shè)すること、生態(tài)系に適った品種の農(nóng)産物を開発することなどがその一部だ。

中國科學(xué)院地理科學(xué)?資源研究所の徐明（シュー?ミン）研究員は報(bào)告會(huì)の席上、「気候変動(dòng)に対して適応性を持った対策を事前に取る必要がある」と主張。また、中國工程院院士で北京林業(yè)大學(xué)の尹偉倫（イン?ウェイルン）學(xué)長は「今まで適応性に関する研究は少なかったが、このレポートは対策を考える上で非常に価値の高いものだ」と述べた。（翻訳?編集/小坂）