2009年12月9日、國際的に有名な中國出身の映畫監(jiān)督チャン?イーモウ(張蕓謀)氏の過去の不倫関係を暴露した書籍「印象中國：張蕓謀伝」が、「本人の許可なく出版に至った」と訴訟問題に発展した件で、原告のチャン?イーモウ側(cè)が一審で勝訴した。法制晩報の報道。

【その他の寫真】

昨年出版された「印象中國：張蕓謀伝」では、イーモウ氏と前妻、中國を代表する女優(yōu)のコン?リー(鞏俐)との三角関係に大きくスポットを當(dāng)てていた。チャン?イーモウとコン?リーの2人は87年?95年の期間、黃金コンビとして多くの名作を世に送り出した。また、コン?リーは「赤いコーリャン(87年)」「秋菊の物語(92年)」など、同監(jiān)督作品への出演がきっかけで國際的名聲を得ている。

これを受けてチャン?イーモウ側(cè)は今年1月、同書の內(nèi)容を「重大な権利侵害」として、著者の黃暁陽(ホアン?シアオヤン)氏と出版社の華夏出版社を相手取り、経済的損失100萬元(約1290萬円)と慰謝料50萬元(約645萬円)の支払いを求めて北京市第一中級人民法院(日本の地裁に相當(dāng))に訴訟を申し出た。訴狀では、「本人の許可なく寫真を使用し、『本人のもの』とする偽造署名を掲載した點、またその內(nèi)容も単なる噂の伝聞によるところが多く、ねつ造も含まれる點において、チャン?イーモウ氏の社會的評価に影響を與えた」としている。

これに対し、裁判所は肖像権?氏名権違反とともに名譽棄損を認(rèn)め、被告?zhèn)趣撕嫌?5萬元の慰謝料などの支払いを命じたほか、同書の再版を禁じ、全國の新聞各紙に謝罪広告の掲載を命じた。(翻訳?編集/愛玉)