2009年12月8日、孔子の第75代直系子孫で日中関係評(píng)論家の孔?。à长?けん）氏は、「日本人はなぜ拾ったものを貓ばばしないのか？」と題した記事を中國(guó)のブログサイトに発表した。以下はその概略。

【その他の寫真】

20年以上も日本で暮らしているが、日本はつくづく「安全」で「安心」な國(guó)だと思う。日本では物を落としても必ず持ち主に戻ってくるからだ。私自身も失くした攜帯電話が戻って來(lái)た経験があるし、知り合いの中華料理店の店長(zhǎng)などは大金が入った財(cái)布を8回も落として、8回ともそっくりそのまま戻ってきている。

これが中國(guó)だったら、まずあり得ない。中國(guó)では反対に、ほんのわずかな隙に物が盜まれることが良くある。點(diǎn)滴していた幼い娘の腕に絡(luò)ませておいたバッグを無(wú)理やりもぎ取られたこともあるし、空港のX線検査で少し目を離した隙に財(cái)布がなくなっていたこともある。

日本人なら誰(shuí)でも貓ばばは犯罪で、発覚すれば一生を棒に振ることになることを知っている。だが、中國(guó)人はそうとは限らない。ある知り合いは來(lái)日したての頃、落ちていた自転車を乗り回して警察に捕まったことがあった。その彼が10年後、日本國(guó)籍の取得に失敗。當(dāng)時(shí)の件が原因だと分かった彼は日本での仕事を捨て、怒って本國(guó)に帰ってしまった。

中國(guó)人は日本人の「拾ったものは貓ばばしない」という精神を見(jiàn)習(xí)うべきだ。日本のように一定期間以上過(guò)ぎれば拾った人に受け取る権利が與えられるという決まりもあった方が良いだろう。落とした人と拾った人の雙方にメリットがあれば、現(xiàn)代の中國(guó)社會(huì)にも「貓ばばしない」精神が根付いていくのではないか。（翻訳?編集/NN）

●孔健(こう?けん)

孔子の直系第75代目の子孫で、孔子研究家、日中関係評(píng)論家。山東大學(xué)日本語(yǔ)學(xué)科を卒業(yè)し、85年に來(lái)日。96年、チャイニーズドラゴン新聞を創(chuàng)刊。NPO法人日中経済貿(mào)易促進(jìn)協(xié)會(huì)理事長(zhǎng)などさまざまな日中関連の機(jī)関で代表を務(wù)める?！溉毡救摔嫌肋h(yuǎn)に中國(guó)人を理解できない」「日本との戦爭(zhēng)は避けられない」など著書多數(shù)。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。