<日本人が見た中國>上海郊外で見た偽コンビニ

Record China    2009年12月17日(木) 12時3分

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上海の街を歩いていると、「あれ、何か変だぞ???」という感覚がたまにある。街を走る車からコンビニエンスストアまで、ニセモノが氾濫しているからだ。寫真は問題のニセ「ローソン」。よく見ると綴りが違う。

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上海の街を歩いていると、「あれ、何か変だぞ!?」という感覚がたまにある。それが、道路を走る車を見た時だったりする。BMWの高級SUV「X5」が橫を走っていくが、何か胡散臭さを感じるのだ。よく見ると、真っ赤なニセモノ。非常に良く出來ているけど、微妙にシルエットが違うのだ。ただ、BMWのマークはしっかりついている。先日、この「コピー版X5」のベースとなる中國製の4WD車を見つけたが、車のニセモノについては話が長くなるので次に譲り、今回は、日本人ならあっと驚く偽コンビニエンスストアについて紹介したい。

その他の寫真

「ラスト、コーション」(アン?リー監(jiān)督、トニー?レオン主演)という映畫が、2007年に公開された。第二次大戦中、日本軍による事実上の占領下となっていた香港と上海を舞臺に描かれた物語だ。この映畫の主たる撮影現(xiàn)場は上海にある。うち1か所は、木村拓哉主演のドラマ「華麗なる一族」でも使われた、上海市松江區(qū)にある映畫城。ここには租界時代の上海市街地が復元されていて、いろいろな映畫がここで撮影されている。もう1か所が上海の郊外、新場古鎮(zhèn)という場所で、古い水郷の町並みが比較的良好に保存されている。新場古鎮(zhèn)は今では上海市に編入されているが、元々は単獨の行政區(qū)で上海よりも古く、明代から塩業(yè)で栄えた歴史ある町だ。あまり観光地化されておらず、普通の水郷の街として殘っており、今でもここで生活する人々が多い。周辺は桃やスイカなどの産地としても知られ、上海中心地から1時間の手軽なドライブが楽しめる場所だ。ある日、この新場古鎮(zhèn)までドライブした。メインストリートを走って、大きな交差點にさしかかったときのこと。「あれ、何か変だぞ!?」という例の感覚に襲われた。

交差點に引き返し、角にあるコンビニをよく見ると、店舗の看板に「LAWSQN 森羅」と表示してある。本物のローソンは、當?shù)丐扦稀窵AWSON 羅森」と表示されるので、明らかにニセモノ。というより、かろうじて同じ名前を使ってはいないので、「ローソンのようなコンビニ」と言いたいのかもしれない??窗澶馐謺?、さほど丁寧なつくりではない。とりあえず、持っていた攜帯で車の中から寫真をとった。その時は、「やるなぁ」くらいの軽い気持ちで、目的地に向かった。そして、水郷の街でのんびりしたひと時を過ごした後の帰り道、同じ交差點を通りかかった。

今度は、逆方向から通りかかったわけだが、「あれ???先ほどの偽ローソンの反対にあるコンビニも変だぞ?。俊工趣いΔ长趣?、日暮れ後に撮影したのがもう一つの寫真。

あたりも暗くなり、攜帯電話で撮影したので、ピントもボケてきれいに寫っていないが、「全佳Family Mert」という看板が寫っている。今度は、ファミリーマート(中國語店名:全家 Family Mart)のニセモノだ。上海ではローカルコンビニに伍して、ローソンとファミマがしのぎを削っている。だが、ここは周辺に何もないので、普通に個人商店の名前を冠して出店しても、客は充分に來る場所だ。何でわざわざ大手と錯覚するような紛らわしい看板を掲げているのだろう。それも、道路を隔てて交差點の反対側(cè)に1軒ずつ。バーチャルの街に紛れ込んだような不思議な光景だった。(男性/中國在住5年/生産?サービス業(yè)経営)

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