2009年12月17日、中國では論文の代筆サービスがはびこり、すでに一大産業(yè)となっている狀況が紹介された。長江日報の報道。

【その他の寫真】

武漢大學情報管理學院の沈陽(シェン?ヤン)準教授によると、學術(shù)界をむしばむ論文売買は、情報科學分野が対峙すべき重篤な問題となっている。同教授らが行った調(diào)査によると、論文の売買がおこなわれる主要な経路はインターネットのサーチエンジン?！刚撐拇P」「論文購入」などのキーワードで検索をかけると數(shù)百もの関連サイトがヒットする。

中國オンラインショッピング大手?淘寶網(wǎng)(タオバオワン)で、こうした論文代筆サービスの売上上位20位にランクインした業(yè)者を調(diào)べたところ、論文1件當たりの販売額は平均649元(約8500円)。関係者の話では、こうしたサイトの総クリック數(shù)に対する商談成立率は2?6％で、07年の推計では総売り上げ1億8000萬元?5億4000萬元(約23億7000萬円?71億円)に達するという。これに、直接取引のケースを加味すれば、その総額はうかがい知れない。

こうした業(yè)者は國內(nèi)各地に事務所を設け、論文の代筆から翻訳、発表までのプロセスまでも請け負い、執(zhí)筆內(nèi)容についても、文學?蕓術(shù)?理工?商學?法學?醫(yī)學まで全範囲を網(wǎng)羅する。

このような風潮の背景には、學術(shù)界においてはびこる「論文至上主義」がある。卒業(yè)や昇級を果たすためには、論文提出が不可避。しかし、その內(nèi)容はさておき、「提出することに意義がある」と言わんばかりの機械的な処理がなされているため、“手軽な”サービスに頼る者が後を絶たないというわけだ。(翻訳?編集/愛玉)