2009年12月16日、遼寧省岫巖（しゅうがん）満族自治県で直徑約2キロのお椀形クレーターの存在が確認(rèn)された。中國(guó)で先に、江蘇省と浙江省の境に位置する太湖のクレーター説に関する証拠発見(jiàn)が伝えられたばかりだが、クレーターの存在が正式に確認(rèn)されたのは初めてという。北京科技報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)科學(xué)院広州地球化學(xué)研究所の陳鳴（チェン?ミン）博士らのグループが突き止め、研究成果は先月30日、中國(guó)科學(xué)院が発行する科學(xué)雑誌「科學(xué)通報(bào)」に掲載された。クレーターであることが確認(rèn)されたのは、同県蘇子溝古龍村の窪地になっている集落。約5萬(wàn)年前に隕石が衝突した際に形成されたものと推測(cè)されている。直徑1．8km、深さ150mのお椀形。形成時(shí)は湖のように水が溜まっていたが、約3萬(wàn)9000年前に出來(lái)た亀裂から水が流れ出し、現(xiàn)在のような窪地になったという?，F(xiàn)在、この集落には64世帯が生活している。

研究が始まったのは82年だが、當(dāng)時(shí)は確たる証拠が得られなかった。00年に研究が再開(kāi)され、07年に陳博士のグループに引き継がれた。研究グループは今年3月から5か月に及ぶボーリング探査を?qū)g施、地下300mから巖石のサンプルを採(cǎi)取し、解析を行っていた。その結(jié)果、隕石の衝突で変形や溶解が起きたことが確認(rèn)できる一連の証拠を突き止めたという。（翻訳?編集/NN）

訂正：第2パラの「直徑1m80cm」を「直徑1．8km」に訂正します。