2009年12月21日、中國(guó)社會(huì)科學(xué)院が発表した2010年「中國(guó)社會(huì)青書(shū)」によると、09年に発生した、群衆(zhòng)によるデモや抗議暴動(dòng)などの件數(shù)は依然として多いが、急速な経済発展と社會(huì)狀況の変化から生じる問(wèn)題の蓄積によって、民衆(zhòng)の不満がうっ積しているのがその原因だとみられている。中國(guó)網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

特に、今年6月に湖北省石首市で、24歳のホテル従業(yè)員が飛び降り自殺したとされた「石首事件」は、08年6月に貴州省甕安(ウォンアン)県で15歳の女子中學(xué)生が溺死したとされた「甕安事件」の再現(xiàn)だと同記事は指摘。甕安事件では、當(dāng)局の発表した女子中學(xué)生の死因をめぐって犠牲者の家族が抗議、數(shù)萬(wàn)人規(guī)模の暴動(dòng)へとつながった。死因こそ違え、石首事件も、若者の死亡時(shí)刻や死因をめぐって政府発表に抗議、検視も行われたがこれを信用できないとする遺族に同調(diào)した1萬(wàn)人規(guī)模の群衆(zhòng)が暴動(dòng)を起こし、警察隊(duì)と衝突するなどあまりにも共通點(diǎn)が多い。

これらの暴動(dòng)は、直接的な利害関係で結(jié)ばれていない群集による突発性の事件だと同記事は分析している。被害者とは直接的には何の利害関係もないが、中國(guó)経済の発展の陰に存在する社會(huì)的矛盾に対して不満をいだく人々が、そのはけ口を求めていることも背景にあるとした。

企業(yè)體制の改編、住宅立ち退き、土地の強(qiáng)制徴用、住民からの資金調(diào)達(dá)などによって生じた住民の経済的不利益に対する保障が放置され、當(dāng)局に対する怨念にも似た不満がうっ積していることも、暴動(dòng)の原因となっているという。（翻訳?編集/津野尾）