Record China 2018年5月17日(木) 18時50分
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16日、中國メディアの中國臺灣網(wǎng)は、中臺関係の冷え込みで臺灣の観光収入が激減したと伝えた。寫真は臺北國際空港。
2018年5月16日、中國メディアの中國臺灣網(wǎng)は、中臺関係の冷え込みで臺灣の観光収入が激減したと伝えた。
記事は、臺灣メディアの中國時報の報道を引用。それによると、蔡英文(ツァイ?インウェン)政権誕生後、中臺関係は急速に冷え込み、訪臺中國人數(shù)に影響がおよび、臺灣の観光業(yè)が打撃を受けているという。
臺灣交通部観光局によると、2017年の訪臺旅行客の1人平均消費額は1147米ドル(約12萬6000円)だったが、これは2016年の1251米ドル(約13萬7600円)と比べると約8.31%減少した。つまり、1人當(dāng)たり3065臺灣ドル(約1萬1300円)消費が減ったことになり、訪臺旅行者が年間1000萬人とすると、観光収入は年間306億5000萬臺灣ドル(約1130億円)の減少になるという。
報道によると、訪臺旅行者で最も多いのが中國人で、2015年には418萬人で、72億3000萬米ドル(約7953億円)の観光による外貨収入を記録。訪臺旅行者の約4割を占めたという。
しかし、中臺関係の冷え込みで中國人客が激減。2016年は351萬人に減り、観光による外貨収入は54億8000萬米ドル(約6028億円)、2017年は273萬人となり、同36億9300萬米ドル(約4060億円)となった。蔡政権発足後の2年間で、1042億3500萬臺灣ドル(約3856億円)を流失したことになるという。
臺灣旅行公會全聯(lián)會の李奇岳(リー?チーユエ)氏は、「中臺関係が冷え込んでから、蔡當(dāng)局は東南アジアやインド市場の開拓に力を入れており、訪臺した東南アジアからの旅行客は3割近く増加した。しかし、観光市場の構(gòu)造的な変化は大きく、生産額は減少している」と指摘?!笘|南アジアの旅行者の消費額は中國人旅行者の7割ほどで、滯在期間も中國人は平均7.3日なのに対し、東南アジアからの旅行者は平均4.5日。中國人客1人の穴を埋めるのに、東南アジアの旅行客2人が必要」とした。
同氏は、「臺灣當(dāng)局は大口顧客(中國人客)をキープし、小口顧客を育てるべきだ」と指摘。訪臺中國人を確保するためには中臺関係改善が必要であり、民間交流を強化するべきだと主張している。個人旅行を許可している中國都市での宣伝強化や、訪臺1年マルチビザの條件緩和、リピート率の向上、臺北と高雄の空港での中國人トランジット客の24時間以內(nèi)ビザ免除などは、いずれも効果的な方法だと提案している。(翻訳?編集/山中)
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