2009年12月28日、経済參考報(bào)によると、中國(guó)の藁（わら）産出量は7億トンを越え、燃料として利用すれば、標(biāo)準(zhǔn)炭換算で3．5億トンにもなることが分かった。藁の利用でCO2の排出量を07年のCO2総排出量の8分の1に相當(dāng)する8．5億トン削減できるという。

【その他の寫(xiě)真】

同記事によると政府は、2015年までに藁のエネルギー利用率を80％にまで引き上げることを目標(biāo)に掲げている。中國(guó)農(nóng)業(yè)大學(xué)の研修者によると、現(xiàn)在の利用率は66％で、利用の內(nèi)訳は肥料として田畑に還元（15％）、飼料（16％）、工業(yè)原料（3％）、薪（まき）として利用（50％）、焼卻（16％）となっている。

また、07年末までに批準(zhǔn)された生物燃料発電所は約100施設(shè)にのぼり、完成時(shí)の総電力量は2500兆Wに及ぶという。08年末までに電力量30兆W規(guī)模の発電所が10か所、12兆W規(guī)模の発電所が7か所すでに営業(yè)を開(kāi)始している。藁の買(mǎi)取によって農(nóng)民に6000萬(wàn)元の収入増をもたらし、1000以上の雇用を創(chuàng)出したという。

しかし現(xiàn)実には課題も多い。藁の燃焼によって生じる有機(jī)化合物やタールが直接大気中に排出されることによって大気汚染が発生するほか、運(yùn)送を効率化するための藁の圧縮のためのエネルギー消費(fèi)も小さくない。軽く體積が大きい藁の運(yùn)送は非効率的でコストがかさむが、圧縮しても1トンあたり200?300元（約2700?4000円）かかるという。（翻訳?編集/津野尾）