2009年12月29日、中國(guó)陝西省で野生の華南トラの寫(xiě)真が発表され、後にねつ造寫(xiě)真だと判明した一連の「華南トラ事件」で、処分された役人が別の形で埋め合わせを受けたり、當(dāng)事者である被告が豪華一戸建てを建てたりしていたことが分かった。中國(guó)網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

一連の事件の発端は07年10月。陝西省林業(yè)庁は農(nóng)民の周正龍（ジョウ?ジョンロン）被告が絶滅したと考えられていた野生の華南トラの寫(xiě)真撮影に成功したと発表、周被告に賞金2萬(wàn)元（約27萬(wàn)円）を授與した。しかし、ネット上ではすぐに「ニセモノ疑惑」が噴出、世界的に広く報(bào)道されたスキャンダルとなった。周被告は執(zhí)行猶予付きの有罪判決を受け、「検証もなしに寫(xiě)真を認(rèn)定した」として役人13人が処分された。

事件後、周被告は村一番の豪華洋風(fēng)一戸建てを建てていた。近所の村民によると、建設(shè)費(fèi)はおよそ20萬(wàn)元（約270萬(wàn)円）。事件後はほとんど誰(shuí)とも話さない毎日を送っているという。このほか、「華南トラ寫(xiě)真」の共同所有者で汚職罪に問(wèn)われた鎮(zhèn)坪県林業(yè)局経済貿(mào)易局の謝坤元（シエ?クンユエン）元局長(zhǎng)は刑事罰を免れ、昨年6月に免職となったが、その際、同局から「経費(fèi)」が支払われた。謝元局長(zhǎng)はその後、食肉加工工場(chǎng)の経営を始めた。

また、當(dāng)時(shí)免職処分を受けた林業(yè)局野生動(dòng)植物保護(hù)管理所の元幹部、李騫（リー?チエン）は當(dāng)時(shí)の県委書(shū)記と親戚関係にあるが、李の妻が今年、農(nóng)村の小學(xué)校から都市部の幼稚園に異動(dòng)になった。これも処分の埋め合わせだったのではないかと見(jiàn)られている。また、事件の責(zé)任を取って職を解かれた県林業(yè)局の覃大鵬（タン?ダーポン）元局長(zhǎng)には、いまだに高い給與が支払われているという。（翻訳?編集/NN）