発がん性物質(zhì)を食べたアヒル5100羽と卵を処分―北京市

2006年11月15日、先日放映された中央テレビ局（CCTV）の番組によって、河北（かほく）省から北京市のある市場に大量に出荷されていたアヒルの卵に、「スーダンレッド」と呼ばれる発がん性物質(zhì)が含まれていることが北京市民の間に広まり、大騒ぎとなった。

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河北省のアヒルは川で新鮮な魚やエビを食べるため、その卵は「紅心」と呼ばれ、黃身が赤いことで知られていた。しかしそれは販売目的の宣伝であり、農(nóng)家では、アヒルのえさに混ぜて大量の発がん性著色料であるスーダンレッドを食べさせ、卵黃を赤くしていた。當(dāng)人たちはこの物質(zhì)の危険性を知っており、このようにして作られた卵は口にしなかったという。

現(xiàn)在北京市では、河北省産のすべての「紅心」卵の販売を停止し、現(xiàn)場で検査を行っている。また事件に関連があるとされる河北省石家莊（せっかそう）市の平山県では、スーダンレッドを食べていたと思われるアヒル5100羽を殺し、問題とされる大量のアヒルの卵と一緒に、地中深く埋めることにした。アヒルの飼育農(nóng)家は相談し合い、問題のアヒルを政府機(jī)関の指示に従い、全て処分した。

しかしこの著色料を使用したアヒルの卵は、どこからどれぐらい流出していたのかはまだ分かっていない。河北省のアヒルの卵が、北京市民の信頼を回復(fù)するまでには、まだしばらく時間がかかりそうだ。

※レコードチャイナは13日の記事で、この物質(zhì)を「スーダン1」と報(bào)道したが、あるメディアによると、実際は1ではなく「スーダンレッド4」という、1よりもさらに毒性が強(qiáng)い発がん物質(zhì)が使われていたという。