2010年1月5日、中安在線の報道によると、安徽省のある小學(xué)校で、學(xué)校への協(xié)賛金支払いの有無によって子供のクラス分けをし、特別待遇をするという、貧富による実質(zhì)的な差別が行われていることが分かった。

【その他の寫真】

協(xié)賛金を払った家庭の子供たちだけを特別扱いしてクラス分けを?qū)g施していたのは、安徽省霊璧県の西関小學(xué)校。協(xié)賛金を払った家庭の子供はエアコン、カラーテレビ、DVDなどの設(shè)備が充実した新校舎の30人程度の少人數(shù)クラスで授業(yè)を受け、協(xié)賛金を払っていない家庭の子供たちは設(shè)備の無い舊校舎で1クラス約100人のすし詰め狀態(tài)で授業(yè)を受けている。

ある保護者は「學(xué)校でこんな差別を受けるなんて、子供はやりきれない。何よりも成績に影響するのが心配」と考えて協(xié)賛金を払ったと語る。

同小學(xué)校の王法楽（ワン?ファーラー）校長によると、協(xié)賛金によるクラス分けは前任の校長が行ったもので、現(xiàn)在はすでに中止している。前校長は數(shù)年前に保護者に対し、「協(xié)賛金3000元（約4萬円）を払えば、特別な學(xué)習(xí)環(huán)境で授業(yè)を受けられる」と約束し、保護者と契約書を取り交わした。

この事件が原因で前校長は処分されたが、その時に契約した家庭の子供がまだ4年生以上に多く殘っており、現(xiàn)在も協(xié)賛金によるクラス分けを維持せざるを得ない狀態(tài)が続いている。改善しようにも協(xié)賛金を払った保護者の反対で実現(xiàn)できないという。

王校長は「問題を解決するためには協(xié)賛金を返卻する必要があるが、集めたお金は前校長が新校舎建築に使ってしまい、どうしようもない」と嘆く。一方、同県教育局は協(xié)賛金によるクラス分けの事実を否定した上で、「こうした現(xiàn)象は早くから禁止している。前校長の遺物であろうとも、中止しなければならない。再調(diào)査し対応する」とコメントしている。（翻訳?編集/HA）