2010年1月4日、中國による海南國際観光島建設(shè)計(jì)畫の発表に対して、ベトナム政府が「ベトナムの主権を甚だしく侵すものだ」とこれに強(qiáng)く抗議した。6日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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同記事によると、5日、中國外交部はこの抗議に対し「中國は西沙諸島（パラセル諸島）、南沙諸島（スプラトリー諸島）を含む南シナ海の諸島について、爭う余地のない主権を有している」との聲明を発表した。同記事はベトナム側(cè)の抗議を、「南シナ海の情勢を緊張化させるもので、ベトナム各メディアも大きくこれを書きたて世論を操作」し、あたかも中國によるベトナム領(lǐng)に対する占領(lǐng)行為であるかのようにこれを取り上げている、と批判している。

中國國務(wù)院は4日、「海南國際観光島建設(shè)推進(jìn)とその発展に関する意見」を発表、西沙諸島?南沙諸島などを含む海南省の観光開発を進(jìn)めることを表明していた。中國政府はこれに対する資金援助、融資、稅制面での優(yōu)遇、土地提供、規(guī)制緩和など、政策面での後押しも約束している。

西沙諸島はベトナム、中國、臺灣がその領(lǐng)有権を主張し、南沙諸島はベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、臺灣、中國がそれぞれその領(lǐng)有権を主張している。（翻訳?編集/津野尾）