2010年1月7日、香港の英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストは「日々深刻化する結(jié)核問題への中國の対抗」と題した記事を掲載し、インドに次いで世界で2番目に多く結(jié)核患者を抱える中國の薬剤耐性結(jié)核の問題などについて紹介した。8日付で環(huán)球時報が伝えた。

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記事によると、結(jié)核は主に醫(yī)療サービスが行き屆かない貧困地區(qū)での発癥が多く、空気感染によって拡大するため、公共の安全?健康の脅威になっており、世界保健機関（WHO）は無料の治療を?qū)g施するよう勧めている。しかし、中國では無料の治療は結(jié)核治療専門病院だけで実施されており、一般の病院では有料となっている。

WHOの統(tǒng)計データによると、中國には現(xiàn)在約450萬人の結(jié)核患者が存在し、毎年140萬人のペースで増加しており、08年には16萬人が結(jié)核によって死亡している。結(jié)核の中でも特に問題なのは薬剤耐性結(jié)核と呼ばれる、抗結(jié)核薬が効かなくなった結(jié)核菌によって発癥する結(jié)核で、中國結(jié)核病専家諮訊委員會の鐘秋（ジョン?チウ）氏によると、一般の結(jié)核の治療コストが1人あたり平均約1000元（約1萬3600円）なのに対し、薬剤耐性結(jié)核の治療コストは同10萬?30萬元（約136萬?408萬円）が必要だという。

記事は、結(jié)核に対する治療に関しては最近40年以上新薬が開発されていないとした上で、米國の結(jié)核治療の専門家アン?ギンズバーグ博士の「中國の科學(xué)者たちが現(xiàn)在、新薬の開発に取り組んでいる」とのコメントを紹介している。（翻訳?編集/HA）