Record China 2006年11月18日(土) 13時8分
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甘粛省10年來の大発見といわれる、秦代の貴族のものとみられる墓が発掘作業(yè)を追え、馬車をはじめとするさまざまな出土物が姿を現した。
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2006年11月15日、レコードチャイナのカメラマンは國家文物局の専門家と共に、甘粛(かんしゅく)省天水(てんすい)市張家川(ジャンジアチュアン)回族自治県にある発掘現場を取材に訪れた。この場所で、考古學上における今年の十大発見とも言われる発掘成果が上がり、多數の貴重な出土物が見つかり話題になっているのだ。
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事の起こりは今年8月4日、この場所で墓を盜掘しようとしていた3人組が警察に捕まったことに始まる。盜掘者を逮捕した後、張られていたロープに沿って警察が地下へと捜査を進めたところ、現れたのは大きな墓だった。
2日後の8月6日、報告を受けた甘粛省博物館の館長と考古學者が、発見された墓へと向かった。調査と考証を重ねた末、15萬元(約195萬円)が発掘のために割り當てられることになり、人員を配して早速作業(yè)が始められた。
3か月以上続いた発掘の末、3つの玄室が掘り出された。地下12mに位置する1號墓からは、豪華な銅製の車や、死者と一緒に埋められたウマやウシの骨などが出土した。隣の2號墓からは女性の死體が見つかったが、墓の中には文字などの記録がないため、その女性が誰なのか、どのような身分なのか、また當時の年代などは全く分からない。この女性が墓の主かどうかさえ不明だという。3號墓から出土したものは、山積みになった銅製の馬車4臺と、たくさんの金銀、メノウ、銅の鼎と陶器だった。
現段階では、この墓は約2300年前に作られた秦代の貴族の墓とみられている。この遺跡はここ10年のうちに甘粛省でで得られた最も価値が高い発見物であるため、今年の「十大考古発見」の一つとして申告する予定だそうだ。
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