2010年1月21日、香港紙?亜洲時報(bào)は「孔子への裏切り：中國學(xué)術(shù)界のウソ」と題した記事で、真理の探求を説いた孔子の教えが根付いているはずの中國が、今や世界有數(shù)の「盜作論文大國」になっていると嘆いた。22日付で環(huán)球時報(bào)が伝えた。

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英醫(yī)學(xué)誌「ランセット」は今月、中國政府に論文の盜作や捏造を止めさせるための対策を取るよう求めた。だが、中國の大學(xué)では、講師が教授に昇格するには論文を數(shù)多く発表する必要がある。とにかく數(shù)が多ければ良く、質(zhì)は問われない。このような體質(zhì)が改善されない限り、どんなに止めるよう呼び掛けても無駄だろう。

中國の指導(dǎo)者は2020年までに中國を「研究先進(jìn)國」にすると提唱しているが、海賊版やニセブランド品の風(fēng)習(xí)が大學(xué)への浸透を続ける限りは、単なる笑い話で終わってしまう。中國の大學(xué)院は78年に再開したばかりなのに、08年には早くも世界で最も多く博士號を授與した國になった。同じ年、中國人研究者が科學(xué)技術(shù)雑誌に発表した論文數(shù)は全世界の11．5％に上ったが、武漢大學(xué)の調(diào)査によると、中國の科學(xué)技術(shù)系の論文を売買する市場規(guī)模は過去3年間で5倍に膨れ上がった。

中國教育部は學(xué)術(shù)界に蔓延する悪しき風(fēng)習(xí)を斷つことを誓い、昨年3月、論文の盜作を検出するソフトを200大學(xué)に配布し、不正行為を厳しく取り締まるよう促した。中國は論文の盜作や捏造も止められず、ノーベル賞受賞者もいまだ輩出していない。もし、孔子がこの事実を知ったら悲しみのあまり涙するに違いない。（翻訳?編集/NN）