2010年1月25日、中國新聞社によると、中國環(huán)境保護部の周生賢（ジョウ?ションシエン）部長は、北京市で同日開催された中國環(huán)境保護工作會議で、中國で09年に発生した重金屬汚染などの重大環(huán)境汚染事件は12件に上り、血中鉛濃度が基準値以上の住民が4035人、カドミウミによる汚染が基準値以上の住民が182人に達したことを明らかにした。

【その他の寫真】

周部長は、09年8月に陝西省寶鶏市鳳翔県、湖南省武岡市、雲(yún)南省昆明市で児童の血中鉛濃度が基準値以上に達していたことが相次いで発覚したことに觸れ、「重金屬や殘留性有機汚染物による長期汚染問題が表面化し始めた」と指摘。その後も各地で重金屬による汚染事件が報告されるなど社會問題化しており、「中國の環(huán)境問題は依然として深刻な狀況にある」と語った。

専門家は「重金屬汚染は短期間に発見される可能性が低く、企業(yè)周辺の環(huán)境や人體への悪影響が一定程度蓄積された後に初めて明らかになる。そのため汚染を改善?解消するためには総合的な対策が必要である」と指摘する。

こうした狀況に対し、環(huán)境保護部は09年に國務院の9部門と共同で重金屬汚染企業(yè)に関する調(diào)査を?qū)g施。9000社以上の企業(yè)を?qū)澫螭苏{(diào)査を行い、閉鎖231社、生産停止641社に及ぶ処分をした。

今後の方針について、周部長は「環(huán)境保護部は今年6月末までに重金屬汚染に対する総合防止計畫をまとめ、実施について國務院の承認を得る予定である。同時に総合防止計畫実施に対する検査方法も制定する」と語っている。（翻訳?編集/HA）