2010年1月27日、中國の不動産開発大手、萬科企業(yè)股[イ分]有限公司の王石（ワン?シー）會長が「赤い鶴丸の崩壊に感慨を覚える」と題した記事を、中國のブログサイト?新浪博客に発表した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

JALとの出會いは1986年。ビジネスで初めて日本を訪れた時だった。それからずっと08年に廃止されるまで、あの赤い「鶴丸」が好きだった。あれほど世界的に有名だったJALは、なぜ破産に追い込まれたのか？我々に與える教訓(xùn)や警告は？

JALは51年に設(shè)立され、第2次大戦後の経済復(fù)興と共に発展。世界有數(shù)の航空會社に成長した。國有企業(yè)だったため、政府の意向は絶対。民営化後もこれは変わらず、90年代以降、地方経済活性化のため200以上もの空港が建設(shè)されたが、JALは利用客の少ない地方路線も大きな赤字を抱えながら維持し続けた。

JALは政府の庇護(hù)を受けていたので、待遇は破格。給與も福利も業(yè)界最高だった。78年に民営化されたが、政府主導(dǎo)の體質(zhì)は変わらず。天下りの溫床にもなっていた。會社の規(guī)模が膨らむにつれ、大企業(yè)病も蔓延。高コスト體質(zhì)が経営を圧迫したが、労働組合が強(qiáng)く、賃下げやリストラは出來なかった。

國有企業(yè)の弊害はどの國でも見られる。中國も今の高度成長がストップすれば、強(qiáng)大化した國有企業(yè)は生き殘りが厳しくなるだろう。JALの教訓(xùn)を生かして、中國の鉄道、航空、通信、エネルギーは全て民営化した方が良いのではないか。（翻訳?編集/NN）