2010年2月1日、米イェール大學(xué)とコロンビア大學(xué)が隔年で発表する各國の環(huán)境狀況を総合的に評価したランキング「環(huán)境持続可能性指數(shù)（ESI）」の最新版によると、中國は08年の105位から121位へ、米國は39位から61位へとそれぞれランクダウンしたことが分かった。米紙ニューヨーク?タイムズの報道を環(huán)球時報が伝えた。

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ESIは両大學(xué)が環(huán)境の健全性、野生動植物の生息地の保護(hù)、地球溫暖化ガスの排出狀況、大気汚染の軽減、ゴミ?廃棄物の削減などを各方面から分析し、環(huán)境の総合的な狀況をランキングしたもの。最新版の1位には、水力発電、地?zé)岚k電などエネルギーのほとんどを再生可能エネルギーでまかなっているアイスランドが選ばれた。

ランキングの上位には環(huán)境対策を長期にわたって継続しているスイス?スウェーデン?ノルウェー?フィンランドなど歐州各國が名を連ねた。歐州以外では、熱帯雨林の保護(hù)や省エネルギー式交通システムが高く評価されたコスタリカ、コロンビア両國が上位に入った。

ランキングは総合的な評価であるため、一部の分野で高評価を受けたとしても必ずしも上位には選出されないという。例えば米國は、森林保護(hù)と飲用水の安全面で高い評価を受けたが、溫暖化ガスの排出と大気汚染分野で大きなマイナスの評価を受けたことが響き61位となった。また、中國のランクダウンについて、イェール大學(xué)環(huán)境法律?政策センターの擔(dān)當(dāng)者は「米中両國の評価が良くないのは、両國が工業(yè)大國だからで、いずれも環(huán)境への関心が十分でない」と話す。

しかし一方で、ランキングに異論を唱える関係者もいる。ある専門家は「評価の対象となったデータはほとんどが07年と08年のもので、最新のものではない。従って、中國政府がこの2年間で取り組んだ環(huán)境改善対策やオバマ米大統(tǒng)領(lǐng)の新政策が反映されていない」と主張する。また、「データはほとんどが対象國が國連や世界銀行などに提出したものであり、信憑性が低い」と指摘する専門家もいるという。（翻訳?編集/HA）