2010年2月2日、中國(guó)人民大學(xué)の張鳴（ジャン?ミン）教授は「中國(guó)の骨董ブームがもたらした墓の盜掘問(wèn)題」と題した記事を中國(guó)のブログサイトに掲載した。以下はその概略。

【その他の寫真】

中國(guó)人の骨董好きは半端ではない。高級(jí)役人から庶民までほとんど誰(shuí)もが骨董を集めている。お寶鑑定番組は高い視聴率を誇り、骨董関係の本は飛ぶように売れている。だが、こうしたブームが墓の盜掘者をのさばらせる直接の要因だ?！弗抓怼工悉猡趣瑜?、庶民までもが一攫千金を狙って盜掘に手を出す。その數(shù)の多さに警察の取り締まりも追い付かない狀態(tài)。大きな組織が警察を買収して堂々と行う場(chǎng)合もある。

中國(guó)では昔から王朝の変わり目には必ず大規(guī)模な盜掘が行われたものだが、現(xiàn)在の盜掘ブームはそれを上回るほどのすさまじさを見(jiàn)せている。取り締まりの緩い地域では完全な狀態(tài)で殘っているものは1つもないだろう。話題の曹操の墓も例外ではなく、ほとんどのお寶が比較的最近になって盜み出されている。地元政府は観光名所にしたいと張り切っているが、観光客が見(jiàn)るに値するものはほとんど殘されていない。

盜掘品が香港や海外に密輸される場(chǎng)合も多いが、それらの多くは発掘場(chǎng)所さえはっきりせず、考古學(xué)者たちは頭を抱えている。中國(guó)の法律では密輸品の売買は禁止されているが、最近では政府部門まで買い戻しに走っていると聞く。だが、それで少しは中國(guó)考古學(xué)界の損失を取り戻せているのが現(xiàn)狀だ。

盜掘という犯罪行為がここまで浸透し、貴重な文化財(cái)の流出がこれほど深刻であることに、驚きを隠せない。（翻訳?編集/NN）