都市開発で取り壊される農民工の子供たちの學校、社會問題化も―香港紙

Record China    2010年2月6日(土) 23時22分

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3日、香港紙は中國では都市開発の進行によって農民工の子女たちが通う學校が取り壊され、家族が離れ離れの生活を余儀なくされていると指摘した。寫真は取り壊しが決まった北京市內の農民工子女向け小學校。

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2010年2月3日、香港の英字紙サウスチャイナ?モーニング?ポストは「學校閉鎖が農民工の子女を故郷へ追いやる」と題した記事を掲載し、中國では都市開発の進行によって農民工(農村からの出稼ぎ労働者)の子女たちが通う學校が取り壊され、農民工の家族が離れ離れの生活を余儀なくされていると指摘した。4日付で環(huán)境時報が伝えた。

その他の寫真

中國の各都市では現在、大規(guī)模な開発が進められている。それに伴い、「城中村(都市の中の村)」と呼ばれる都市の中でも発展の特に遅れている、農民工など低所得者が集中して生活している地區(qū)が立ち退きや取り壊しの対象になっている。こうした地區(qū)の建物の多くが違法或いは無許可建築であることも取り壊しの対象となる大きな原因の1つである。

政府のデータによると、中國では70年代末の改革開放以來、約1億5000萬人の農民工が都會へ出てきており、その影響で5800萬人の子供が農村に殘された。一方で、約1800萬人の子供は両親と一緒に都會へ出てきたが、その多くは現地の戸籍を持たないため公立校へは通えず、問題に直面している。

こうした現実に、ある小學校の校長は「學校が取り壊されれば、農民工の家族は離れ離れになってしまう」と嘆き、「こうした學校1校が、將來の監(jiān)獄1棟の建設を防いでいるということを皆さんにもっと理解してもらいたい」と主張し、社會の秩序安定のためにも農民工子女の學校は不可欠であると語っている。(翻訳?編集/HA)

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