今の中國に「純粋な漢族」など存在しない!DNA検査で明らかに―中國紙

Record China    2010年2月8日(月) 15時7分

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6日、DNA検査の結果、中國には「純粋な漢族」は存在しないことが判明したと中國紙が報じた。寫真は03年9月、北京周口店にある北京原人遺跡博物館で初めて公開された北京原人の頭がい骨。

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2010年2月6日、中國紙?重慶晩報は、DNA検査の結果、中國には「純粋な漢族」は存在しないことが判明したと報じた。

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蘭州大學生命科學學院の謝小東(シエ?シャオドン)副教授が行った中國西北地區(qū)に住む少數(shù)民族のDNA研究で明らかになった。漢族とは古くから河南省を中心とした「中原(ちゅうげん)」に住む人とされており、これまでこの地域に住む人々は比較的純粋な漢族だと考えられてきたが、謝副教授の研究結果はこの説を覆すものとなった。

謝副教授によると、現(xiàn)在の陝西省西安市に都を置いた西周(紀元前1100年頃?紀元前771年)は漢族の王朝に間違いないが、春秋戦國時代(紀元前770年?紀元前221年)になると、同じ陝西省の秦王朝は「戎(じゅう)」と呼ばれ、野蠻な異民族として扱われた。そのため、漢族とは特定の定義を持たず、周辺地域と區(qū)別するために作られた概念に過ぎないと謝副教授は説明した。

中原に住んでいた漢族は兵役や戦亂により、どんどん南下していった。時代の移り変わりとともに中國各地へと散らばり、やがて周辺民族や周辺國の人々と融合。純粋な漢族は、こうして徐々に消滅していった?,F(xiàn)在、古代の漢族に最も近い文化を継承しているのは、少數(shù)民族の「客家(はっか)」だという。(翻訳?編集/NN)

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